WRESTLING DREAMERS/2012.03.24/東京・新木場1st RING・雑感

※はじめに...俺はプロレスを観客なので観客の視点でとらえて来た事や雑誌で読んだりTVで見た 事程度しか知りません。知らない者から観た薄っぺらい感想文ですので,それでも良い方のみ御覧ください。

◎雑感
★この日は盟友とき兄さんにザギンの三州屋へ連れて行って貰い,絶品のカキフライや鶏豆腐に舌鼓を打った。 なので超満腹での観戦に。
別所へ向う盟友とき兄さんと別れ,盟友ふみっちと共に新木場を目指すべく有楽町線へ。 新木場に着くと便意を催したので,コンビニで超高速脱糞(苦笑)。 どんぐらい高速かと言ったらね...脱糞が競技だったらオリンピックに出て金メダル取る自信があるね!!

会場へ到着し,売店で次回大会のチケットを購入。 今回は焦らずちゃんと目的の席を購入できた。 遅めに行ったのに,誰もチケットを買ってないので,またも手付かずの中から選ぶ喜びを味わった。
行った大会で次回のチケットを買うのは一番良い方法だが,次回大会の日程を事前に知らないと,スケジュール調整できないし, 会場行って初めて知る事になると買い難いのかもね。 だから手付かずだったんだろうな...多分,邪推だけど。
試合までは盟友ふみさんと御喋りしてたので,あっという間だった。 会場は久々に空席が目立っていたが,空席が多い最前列は完売なはずなので,チケットを買ったのに来てない人がいっぱいっだったって事なのか?
集団食中毒かインフルエンザか...ちょっと心配だが,できれば誰かに譲る等席を空けないでほしいもんだね。
挨拶は永利選手が行い,メインでの勝利を堂々と宣言した。

第1試合は共に格闘スタイルの浜谷選手と檜垣選手が危険な遭遇...のはずだったが。
檜垣選手は足を引きずりながら入場。 試合が始まっても,まともに動けない。
どうやら怪我をしているようで,腕へのサブミッションを極められても,膝の方が痛いといった具合...まるでランジェリー武藤のようだった。 とにかく試合にならない程の怪我のようで,観るのが苦痛な程だった。
プロレスラーは怪我が多いだろうし,怪我してても出てくる選手は沢山いる。 けど,試合ができない程の怪我なら欠場するのも勇気だろう。
実際前例としても絶賛欠場中の望月選手はGPでキチン挨拶そ欠場したのだし。
そんな相手をさっさと仕留めない浜谷選手にも残念だったし,そんな状態で安くは無い金を払ってる客の前で試合 を行った檜垣選手も残念だった。
腕ひしぎ十字固めに高速タップアウトで終った4分22秒が物凄く長く感じたし,早く終って欲しかった。 ドリーマーズの試合はほとんど観ているがワースト1位の試合だった...残念。

第2試合はバトラーツの残り香を感じる試合に。 山本選手に焙煎選手にタケシマ選手...そして三州屋の一日だもんね(笑)。
寝技中心の試合はBルールを彷彿とさせる濃厚さだった。 上質な試合だったが,第1試合の割を食った感が否めず残念。
第1試合ってのは本当に大事だし,他の試合への影響も大きいのだと改めて実感した。
最後は山本選手がビクトル式足取り腕ひしぎ十字固めを途中で止めて押さえ込み3カウントフォール勝ち。 山本選手がピンフォールで勝つ姿を観れるとは予想だにしなかった。 プロレスラーってのは進化するねえ♪

第3試合からメインまでの詳しい試合内容等は『WRESTLING DREAMERS Official site』を御覧あれ。
http://blog.livedoor.jp/wdream1/

第3試合はブレイク中の“くにおくん”に,菊地選手が絡めば美味しいと思い実現した。
...“くにおくん”は“”を付けないと読みづらいね。それに「くにおくんに」ってなるとシモネタだし(笑)。 実際試合前の条件説明でムーチャスリングアナも「負ければつよしくんに」とシモネタ言ってたし...別にシモネタじゃないの? もう下種な俺は「くんに」に激しく反応しちゃうよ...イテッイテテテッ。
この試合,菊地選手は負ければ“つよしくん”に改名という条件付。 ファン的には“つよしくん&くにおくん”を観てみたいし,“たにぐちゆういちくん”や“池田くん”を越えるブレイクすら期待できそうな予感すらある。
ドリーマーズにも深く関わっていた池田誠志選手(引退)は池田くんだった...そういう魂も“くにおくん”には宿っているのだと勝手に思っている。
試合はハイスパートで両者勝利を奪いに行くも,要所要所で両者の顔面凶器っぷりが客席を恐怖のズンドコに落し入れる。 更に場外花道で両者が向い合い叫びあう等,常人の理解の域を超えたキチガイっぷり(笑)。
“くにおくん”に関しては眉毛をマジックで繋げ,もみ上げを書くという特殊メイクまで施してるし...どんどん遠い世界に行くなあ(笑)。 けど,ドリーマーズではやて選手以外にグッズが出たのは“くにおくん”だけってのがやっぱ凄いよね♪
試合は予想通り菊地選手が火の玉ボムで完全勝利。 条件マッチとは言え,そんなに番狂わせが起こるリングじゃないよドリーマーズのリングは!実力至上主義よ!
“くにおくん”は前回同様レフェリーに泣きの1回を嘆願するが軽く却下され控え室へトボトボと足を向ける。 が,菊地選手がマイクを握り,“くにおくん”の根性を認め自ら“つよしくん”になると宣言。
そして遂に奇跡のタッグチーム“つよしくん&くにおくん”が誕生した。 気になる次回大会での対戦相手は...募集中だそうだ(笑)。

セミは対格闘スタイル路線で独自の道を歩みだした佐藤選手と,寝技の猛者焙煎選手が危険な遭遇。
スタイルが対比してる事もあるし,レスラーとしてのスタンスも違うだろうし...武藤vs高田戦を越えるイデオロギー抗争を期待した。
試合は期待を上回る素晴らしい内容に。 意地と意地とがぶつかり合い,お互いのスタイルが衝突し良い感じの熱を生む。
だが,素晴らしい試合は唐突に終わりを迎える。
以前から佐藤選手が何かとつっかかってる山本選手。 この試合では焙煎選手のセコンドに付き的確な指示を送っていたが,その山本選手に何故か試合中にも関わらず佐藤選手がいちゃもんを付け口論に。
その隙を付き焙煎選手が丸め込み勝利という,佐藤選手にとってはなんともお粗末な結果に。 腹の虫がおさまらない佐藤選手は試合後に焙煎選手の腕を絞り上げる暴挙。
独自路線ながらドリーマーズファンの絶大な支持を持つ佐藤選手だが,この暴走っぷりは客席もドン引きだった。 なにせドリーマーズファンは純粋に選手の勝利を願う人達が多いからね。
その後も佐藤選手は山本選手に襲い掛かろうと殺気をばらまき,セコンドの浜谷選手がおさえるのに必死。 対して山本選手は大人の対応...この2人の再びの遭遇は前回(バトラーツマットで実現)のようにはいかないだろう。
とにかく佐藤選手の対格闘路線も相当に危険度が高くて面白いなあ♪

メインはドリーマーズとブラックスターズの抗争に,ブラックスターズとブラックスワンを勘違いして紛れ込んだサスケ選手が, 今回はドリマーズ側に加勢する8人タッグマッチに。
更に負けたチームはサスケ選手と一緒にラスト・ブラックスワンを一緒に踊るという条件付き。 サスケ選手に関しては勝とうが負けようが踊れるので勝敗は関係ないんだけど(笑)。 実際,試合するつもりで来てないで,踊る為に来てたようだし(笑)。
試合は面白過ぎた!!
ブラックスターズは相変わらず高度な連携の連発で,タッグマッチの面白さを魅せつける。 8人ブレインバスターや大勢でのストレッチ技は華やかでとても素的で大好きだ♪
とにかく相変わらず強過ぎるブラックスターズで,ドリーマーズも奮闘するがやはり勝てる気が観てて全くしない。
助っ人のサスケ選手は体もキレキレで最高に頼もしいのだが...サスケワールド満載過ぎて戦力になってるようでなってないような(笑)。
特にラムジャムの前口上は更に長さとしつこさを増し,遂にはラムジャムについて説明する始末。 長すぎた為,マッチョ☆様が,守部選手と入れ替わるし。
放つ寸前に「いくぞマッチョ...」と言うサスケ選手だが「ん?守部!!」と気付いたのか気付いてないのかダイブで自爆(笑)。 もうサスケ選手の濃さには誰も太刀打ちできないね。
と思ったが,意外性のある男がサスケ選手に匹敵するような活躍を魅せる。 その男の名はハンバーガー勝見選手!そう!あのハンバーガー勝見選手だ!!
胸に3000kcalのタトゥー(マジックで書いた)を入れ,腕にはハンバーガーの文字を刻みこんできた。 自ら「ハンバーガー!!」コールを起こしたり,体重増量のヒップアタックで攻撃したりハンバーガーっぷり爆発!! レスラーはひらきなおったもん勝ちだな(笑)。とにかく面白いレスラーに名前一つでなってしまった。
ノリノリのハンバーガー選手はシリアスな攻防の中でも,キラリと光るプロレスセンスを魅せ大活躍してた。 調子に乗ったら止まらないタイプだね(笑)。
シリアスな攻防あり,コミカルな攻防あり,とにかく色々な要素が詰まって最高に楽しいルチャリブレの魅力が爆発した試合だった。
最後は,はやて選手のダブルーム・フェイスバスター~中里選手のダイビング・ボディプレス~守部選手の美し過ぎるフロッグ・スプラッシュで ブラックスターズが完勝した。

試合後は勝ったブラックスターズのはやて選手がドリーマーズ達に「もうお前らとはやらない」と三行半を叩き付ける。
それでも勝つまでやりたいドリーマーズであり,はやて選手とシングルで戦いたい永利選手はなんとか食い下がる
。 そこにサスケ選手が「やってあげればいいじゃん」と鶴の一声。 サスケ選手に頭が上がらないはやて選手が渋々シングル戦も再び視野に 入れる事を承諾し,次回大会で清水&永利&ハンバーガーvsはやて&守部&中里のイリミネーション6人タッグマッチを決定した。
この試合に勝てば永利選手は,はやて選手とシングマッチが実現なのだが...正直勝てる気は全くしないな。
更に“くにおくん”のアピールで,つよしくん&くにおくんvsマッチョ☆&ジミー戦も実現...だが負けたら“つよしくん&くにおくん”は解散と, 最初で最後になりそうな予感だ。
そして審判部長の手島レフェリーの提案で,これ以上闘わないでいたら,色々と問題も起きそうな佐藤vs山本戦が行われる事になった。
そして山本選手がドリーマーズ達に「お前ら熱くない」と一喝した...が,そんな上から言える程,山本選手の試合も熱かったりしないし, 感動して泣いてる人は観た事が無い(苦笑)。 そんな山本選手に言い返せないのだから,ドリーマーズ達に自覚があるのだろうし,まだまだ熱い試合が出来る伸びシロがあるって事なのだろう。
凄いカードが揃った次回大会は5月26日(土)に開催!見逃せないよ!!
一連のやり取り後,ブラックスターズが去ったリングでは焙煎選手の一発ギャグのコーナーが行われ,30代にしかわからないキン消しモノマネを披露 した。
最後は永利選手が「We are DREAMERS」でしめた...と思ったが罰ゲームが残っていた。
そしてサスケ選手と共に踊るブラックスワンとひな鳥達の舞いで終るという,なんともシュールな終り方の大会となった(笑)。
とにかく満腹満足な大会となった。 このハチャメチャさは変化の途中の今だけの面白さだろう。 その先の進化した姿になる前の,こういった時期が何気に一番好きな俺としては,もう次が早く観たくて仕方が無い。

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