WRESTLING DREAMERS/2011.10.12/東京・新木場1st RING⑤

◎第5試合  トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
 ●中里哲弥(11分00秒 小包み固め)永利耕一○
★メインは戦前から永利選手を散々コケにしてきた優勝候補筆頭の中里選手と,散々コケにされてきた永利選手が激突。
前年度準優勝者であり2009年&2007年を優勝してる中里選手は,まさにドリーマーズ最強の男。
中里選手は若きドリーマーズ達と敵対するBLACK STARS側に付き,更に暴れまわる足掛りに優勝は是が非でも欲しいところ。 実力を考えれば必然的に優勝は中里選手の元へ転がって来るだろう。
そんな余裕綽綽で上や次を見据える中里選手に,目にもの見せてくれようと永利選手も気合満点。
前回大会では頭を丸める気持ちも魅せ,ドリーマーズで何をするべきか見つけた永利選手。 そこには中堅どころで満足している永利選手はもういない。
だが試合が始まれば,やはり中里選手がパワーで圧倒。 永利選手も要所要所で返してはいくが,10で返しても1で返される程のパワーの差が両者の間にあった。
終盤は永利選手の奮闘に中里選手も若干焦りの表情を見せる。
永利選手が必至にこらえたジャックハマーは,中里選手が強引に抜き上げ叩きつける。 そのジャックハマーは何故ジャックハマーが“完全無欠の必殺技”と言われたかが解る,初期ゴールド・バーグばりのパーフェクト・フォーム!! それをぶっこ抜き気味に決めたのだから恐れ入った。
強烈な一発に永利選手はアバラを痛め敗色濃厚。 更に追い討ちのダイビング・ボディアタックで勝負有り...と思われたが,永利選手は必至に返す。
必殺パターンを小兵の永利選手に返され完全に勝負を急ぐ中里選手。 そこに隙が生まれた。
バックの取り合いから,なんとか中里選手が強引にジャックハマーの体勢に行くが,永利選手は 中里選手の腕に絡み付き後方に回転しながらスモールパッケージ・ホールドで丸め込む。 そして手島レフェリーがカウントを三つ叩き,永利選手が大番狂わせの大金星を挙げた。
会場は大声援に包まれ,歴史的勝利を目撃できて感動した。
観客が無意識に椅子から立ち上がりガッツポーズをした...その数はドリーマーズ史上最多。 そして観客数は平日なので155人と少な目...凄い光景だったね。
試合後の姿は勝者と敗者が逆のようだった。
とにかく怪物中里選手を永利選手がシングルで破った事実と感動が体中を駆け抜けた。


永利選手


中里選手


余裕の握手の中里選手だが,永利選手は勿論拒否


圧倒的体格差


軽々投げられる


ショルダー・タックル合戦




場外に出た永利選手を追いかける永利選手


リングにいち早く戻った永利選手がドロップキック


追撃のプランチャ・スイシーダ


おんぶスリーパー・ホールド


ブロンコ・バスター乱れ打ち


スリーパー・ホールド


払い腰からの袈裟固め


ボディスプラッシュを迎撃




クロス・ボディを軽々とキャッチ


ネックハンギング・ボム


リバース・スプラッシュ


チョークスラム炸裂


ダイビング・ボディプレスは,かわされる


ジャックはマーは必至に阻止


反動を利用してのジャーマンSHへ






ぶらさがり式腕ひしぎ十字固め




張り手のコンビネーション


ジャックハマー炸裂


ダイビング・ボディプレス




フィニッシュは,スモール・パッケージ・ホールド


勝者と敗者






永利選手が準決勝進出

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