WRESTLING DREAMERS/2011.10.12/東京・新木場1st RING①

◎第1試合 トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
 ●住吉久仁夫(3分22秒 横入り式エビ固め)望月英雄○
★今年デビューした望月選手,そのデビュー戦の相手は住吉選手だった。
前回大会でも第1試合で対戦している両者。 結果は当然と言えば当然,住吉選手が逆エビ固めで二連勝だ。
今年三度目の対戦も,やはり住吉選手が先輩として望月選手を圧倒的に攻め込んだ。
激しい張り手に,グランドでのスイッチワークの攻防でもクラッチを絶対に切らせない。 おかげでスイッチワークも全然スムーズじゃ無く見栄えは最悪...けど,やっぱそこがイイよね。
若い選手には華麗な動きよりも,気迫や勝つ為に最善を尽くして闘って貰った方が個人的には 響くものがあるからね。
とにかく住吉選手はいつもの通りに激しく厳しく望月選手の前に立ちはだかった。
劣勢の中,望月選手もドロップキックを炸裂させるが,当りが浅くダメージはあまり与えられない。 その直後に住吉選手が「これがドロップキックだ」と言わんばかりの強烈なドロップキックを炸裂させた。 後輩相手にも決して余裕を見せず,勝つ為に全力で戦う住吉。
だが,プロレスには丸め込みで3カウントを奪うという,時に格の違いさえひっくり返して勝利するテクニックがある。
最後は望月選手が住吉選手をスクールボーイで丸め込み...いや,この場合全体重をかけて押え込み勝利した。 他に逆さ押え込みや首固めを出さずに,スクールボーイ一発で3カウントを奪ったのには, タイミング&フォームが抜群だった事に加え,返されまいと必至に押さえ込んだ結果だろう。
望月選手は初勝利を見事トーナメントという大舞台でゲットした。
その時,負けた先輩の住吉選手は今にも泣きそうな悔しそうな表情をしていた。
そして裁いた手島レフェリーは凄く嬉しそうな笑顔で望月選手を祝福した。 だが,望月選手は試合中同様無表情でリングにたっていた(笑)。
この無表情な若者が今回のトーナメントに,どんな波乱を巻き起こすのか面白くなって来た。


望月選手


住吉選手


ガッチリ握手でトーナメント開幕!!


クラッチが切れない


渾身のハンマーロック


張り手合戦


腕を絞り上げる


激しい張り手合戦


フィニッシュは,スクールボーイ


大金星


望月選手が2回戦進出

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