WRESTLING DREAMERS/2011.09.11/東京・新木場1st RING⑤

◎第5試合 ドリーマーズルール 時間無制限1本勝負
 はやて&守部宣孝&横須賀 亨[DRAGON GATE]vs清水裕介&永利耕一&勝見尚宏
 ○守部宣孝(15分06秒 片エビ固め)清水裕介●

 *フロッグ・スプラッシュ
★メインは前回大会で苦汁を舐めたドリーマーズ達が,気合を入れなおしルード軍に挑む一戦。
そう“挑む”って感は,どうやっても拭えないマッチメークだが,ドリーマーズ達の情熱があれば...。
まずは若きドリーマーズ達が一人一人気合満点の顔で入場して来る。 三人が揃うと握手を交わしルード軍迎撃の体勢を整える。
続いてルード軍が全員で入場....花道に姿を現した黒の軍団は,やっぱカッコイイな♪
試合前から静かなる視殺戦が繰り広げられ,ゴングを待たずにドリーマーズが奇襲をかけ試合開始。 奇襲って形に今回もドリーマーズ達の勝ちへの拘りが感じられた。
奇襲で先制したドリーマーズだが,やはり相手は海千山千のベテラン選手達。 場外であっという間に形勢逆転されると,中盤まではルード軍が一方的に攻めまくる。
ここで気持ちが折れなかったドリーマーズが中盤からは盛り返し,連携を駆使しルード軍を追い込んでいく。 ドリーマーズとルード軍の激しく熱い闘いに会場の熱気は最高潮に!! もう黙ってなんか観てられないぜ!!
それだけ各選手がそれぞれ素晴らしかった。
守部選手はドリーマーズ軍との対戦も豊富だが,逆に研究され裏をかかれる事もあったが, 更にその裏をかき上を行く。 集中力もハンパ無く,連携攻撃でも素晴らしい動きを魅せた。
はやて選手は,やはり黒のルードヴァージョンがカッコ良すぎる。 派手な動きを封印し,ハードヒットな攻撃中心でドリーマーズを厳しく追い込む姿は鬼神の如しだった。
ドラゲーから初参戦の横須賀選手は,俺が思ってるドラゲーの選手と違っていてビックリ。 素晴らしい受身に高い集中力...そして最高のバイプレイヤーっぷりと凄い選手だった! もっと“俺が俺が”だと思っていたが,随分と上手い選手もいるんだね(驚)。
連携も冴え渡り予想通り強過ぎたルード軍だが,ドリーマーズも連携や各自の頑張りで奮闘した。
清水選手は,この試合ではそんなに目立った感は無かったが,要所要所でセンスの良さがキラリと光る。 やっぱたぐいまれな才能の持ち主なのだろうな。
永利選手は坊主頭にし,はやて選手のマスクを剥ぐべく形振り構わぬファイト。 急所蹴りまで出す気持ちは凄かった。 やっぱ坊主にまでして再戦に臨んだ気迫はハンパ無かったね。
そんな中,一人実績で劣る勝見選手。 坊主にした仲間がいる中,一番ちゃらちゃらした髪型だが,試合では最も熱く情熱が漲っていたように感じた。
自分が目立とうって感じでは無く,他の二人の足を引っ張らないようにって感じの前回とは違い,もう勝つ為に 形振り構わぬ玉砕ファイトが凄かった。 大技連発になろうが,自分の膝がどうなろうが,とにかくシャイニング・ウィザードとトランスレイヴを撃ちまくった。
そういったファイトに対し賛否両論あるだろうが,一発で倒せないし,相手は超強いし,勝つ為にはアリだと俺は思った。 大技連発は好きじゃ無いけど,この試合での勝見選手の連発は意味が違うからね。
しかも段々膝を突き刺すという動きから,体全体でぶちかます膝から突っ込むボディアタックみたいになっていくのだが,その我武者羅さが最高に 熱くて胸をうった。
ドリーマーズ軍は勝つ為に死力を尽くし,形振り構わず我武者羅にルード軍に立ち向かった。 だが終盤のルード軍の畳込みに成す術なし。
最後は,守部選手がフロッグスプラッシュで清水選手を下した。
圧倒的にルード軍は強かったが,ドリーマーズの勝ちたい気持ちやド根性に胸が熱くなる最高の試合だった。


黒の軍団登場


守部選手


はやて選手


黒の軍団


ドリーマーズ軍


ドリーマーズ軍の奇襲で試合開始


三人同時発射ドロップキック


ルード軍に場外へ連れ出される


場外戦


勝見応援団の前で勝見選手をいたぶる




ドリーマーズvsドラゲー




トラースキック


雲漂う


合体ストレッチ技




驚愕の合体ロメロタワー
















テキサス・クローバー・ホールド






雪崩式エクスプロイダー




スリーアミーゴス




STFから...


鬼退治はカット




シャイニング・ウィザード








はやて選手のチョークスラムを...


カサドーラから丸め込む




フィニッシュは,フロッグ・スプラッシュ









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