WRESTLING DREAMERS/2010.03.27/東京・新木場1st RING③

◎第3試合 DREAME TAG GP 2010・トーナメント1回戦 30分1本勝負
 佐藤智也&浜谷清志vs松本直己&住吉久仁夫
 ●浜谷清志(11分21秒 飛び付きアンクル・ホールド)松本直己○

★第3試合は一回戦最後の試合。
最近のってる浜谷選手と住吉選手が別れ,共に東北出身のみちのくを観て育った世代の佐藤選手と 松本選手と組む...何気に1回戦屈指の好カードであり,マッチメークの妙がピリリと効いた一戦。
浜谷選手は徐々にベールを脱ぎだした打撃が今回も火を吹いた。 首相撲から鋭角に突き上げる膝蹴りは凄かった。
佐藤選手は残酷な天使だった...入場も試合も。 のたうちまわる相手に冷酷にソバットを叩き込む非情さを見せた。
対する松本&住吉組は地味ながらも何かを期待させる魅力を持っていた。
怪我から復帰の松本選手はブランクを感じさせない動き。 綺麗な孤を描きながら潜り込んで行くサブミッションは見事。 静かな炎も佐藤選手相手だと激しく炎上していた。
住吉選手は攻め込まれながらも,なんとか一発でも返そうと見苦しくあがく。
それがイイ!!
どんなに見苦しくても,必死で勝つために相手に一発でも返そうとする姿勢は素晴らしい。 何も出来ないなら出来ないなりに出来る事がある...人生においても同じである。 そんな住吉選手の頑張りが勝利に結びついたのでは。
最後は浜谷選手のジャンピング・レッグラリアートを空中で飛び付いてキャッチし,そのまま アンクル・ホールドで絞め上げた松本選手が勝利した...凄かった。
1回戦なのにメインを観たような感覚だった。
それがイイ!!
プロレスは興行だから,メインまでの流れもあるし,それを考えるのもプロレス。 ただ,ドリーマーズのプロレスは1試合1試合が凌ぎ合いだから,場合によってはアンダーカード がメインを越える可能性もある。
ただ,そうはならないようなマッチメーク術もあり,いままでもメインのようなアンダーカードもあったが,そうはならなかった。 だからこそ,それを越えるべくセミ&メインの選手も頑張るから素晴らしい試合が生まれる。
前半3試合で早くもドリーマーズの真髄を叩き込まれた気がした。


怪我から復帰の松本選手


佐藤&浜谷組


松本&住吉組


東北対決




不格好な張り手の連打






必死に抗う住吉選手




フロント・ネックロック...これはバスターで返される


ここをチャンスとダイビング・エルボーを狙った佐藤選手だったが...


鋭い膝蹴り


我武者羅に殴る住吉選手


ぶらさがり式腕ひしぎ逆十字固め...危ない!!


アンクル・ホールド






フィニッシュは,飛び付きアンクル・ホールド

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