WRESTLING DREAMERS/2009.07.18/東京・新木場１ｓｔＲＩＮＧ④

WRESTLING DREAMERS/2009.07.18/東京・新木場１ｓｔＲＩＮＧ④

◎第4試合　時間無制限1本勝負
　●松本直己(13分46秒　胴絞めスリーパー・ホールド)佐藤智也○
★セミはドリーマーズファンならたまらない一戦。
メインが夏祭りのような騒がしい試合になるなら,セミにはドリーマーズを一番体現するようなマッチメーク。勿論期待せずににはいられなかったし,試合も期待値を大きく上回る内容だった。
しかし,休憩によりアルコールを追加した奴らの馬鹿騒ぎはエスカレートし,試合に関係ない盛り上がりが酷くなる。
書いてしまうと酷だし,書いちゃう俺も器が小さいなあと我ながら思いつつ書いちゃうが,松本選手に注がれた声援の何割かは声援ではなかった。「松本」「松」コールは松本選手の奮闘に対するものではなく,身内に同じ苗字の人がいた為に ,身内のウケ狙いで起きたものだ...聞こえなきゃいいのに, 聞こえるんだな,馬鹿が馬鹿騒ぎしてるから。
そんな馬鹿の馬鹿騒ぎに左右される事無く,自分達の戦いを魅せた両者は素晴らしかった。
松本選手の粘りとテクニック,佐藤選手の強さと殺気...二人の姿に本物の声援も徐々に増えていった。俺も馬鹿の馬鹿騒ぎのウケ狙いに負けないように必死で声を出し声援を送った。
前半戦では起きなかった想い...それを奮い起こさせてくれた両者の試合は本当に素晴らしかった。内容的には,この日のベストバウトだっただろうし,今年観る(観た)試合での屈指の好試合だっただろう。
けど,状況が状況だっただけに,それほどの感動や興奮を覚えられなかったのが非常に残念である。本当に本当に素晴らしい内容だったのですが,それを上手く書けないし,それほどの試合でも集中出来なかったのが本当に残念で悔しいです。
最後の最後まで粘り,勝つために自身のテクニックを駆使した松本選手でしたが, 佐藤選手の勝つ為の執念のスリーパーの前に涙を飲みました。
本当に内容が素晴らしかっただけに残念だったなあ...。
試合後の余韻もメインへの期待から来る過剰な盛り上がりで味わえなかったのも残念だ。