WRESTLING DREAMERS/2009.04.18/東京・新木場1st RING⑤

◎第5試合 DREAM TAG GP 2009 準決勝・ドリーマーズルール 時間無制限1本勝負
 松本直己&広瀬 隆vs清水裕介&佐藤智也
 ●広瀬 隆(21分06秒 飛龍原爆固め)佐藤智也○

★メインはもう一つの準決勝戦。
1回戦を圧倒的な強さで勝ち上がった松本&広瀬組と,接戦ながらも手の内を見せる事なく勝ち上がった最強コンビ清水&佐藤組。
実績やメインでの経験豊富な最強コンビと広瀬選手。 そんな中,メイン初登場(バトルロイヤル除く)の松本選手。 そんな松本選手が試合の鍵を握った。
序盤は濃密なグランド戦。 セミの激しい余韻が残る中,重厚感な雰囲気を作ったグランド戦は,個人的にたまらない時間だった。
中盤になると最強コンビは体格で勝る広瀬選手ではなく,松本選手にターゲットを絞る。
松本選手の腕を集中的にいたぶり主導権を握る。 しかし諦めず勝利を信じて戦う松本選手。
そんな松本選手に触発され,広瀬選手もその体格とポテンシャルをいかんなく発揮し大暴れ。 さらに松本選手との連携も魅せる。
何気にタッグとして考え,機能していたのは何度もトリオ等で組んだ最強コンビより,松本&広瀬組のほうだった。 それだに,このトーナメントにかける意気込みが感じられた。
両選手とも表情が豊でも,常に声援を浴びる人気選手でもない。 それでも直向に毎回戦ってきた事と,この試合にかける気持ちが徐々に観客の声援を集める。 完全に最強コンビに声援は集中するかと思えたが,声援は半々の大熱狂。
終盤両軍共にスタミナも切れ,気力だけで戦う消耗戦のシーソーゲーム。
松本選手が変形グランド卍固め~フォールで何度も佐藤選手を揺さぶれば,佐藤選手は得意のノーザンライトSH, ダイビング・エルボードロップで追い込む。
ノータッチルールを上手く利用した最強コンビは,清水選手がフィニッシュ狙いでコーナーに行くも, 松本選手が必死に立ち上がり雪崩式スロイダー。
佐藤選手と広瀬選手の張り手・チョップ合戦から,広瀬選手の強烈なニー・リフトが火を吹く。
ならばと佐藤選手が渾身のスリーパーで広瀬選手を失神寸前まで追い込む。
その佐藤選手をアンクル・ホールドで捕らえ広瀬選手を救出し追い込む松本選手。
その松本選手をトラース・キックでカットしようとする清水選手だが, 倒れない松本選手は,遂にはトラース・キックをキャッチしアンクル・ホールドで清水選手を追い込む。
清水選手が超距離のセントーン・アトミコをクリーンヒットさせる。
苦しめられた広瀬選手のニー・リフトをキャッチし,キャプチュードで投げつける佐藤選手。
数々の名シーンがリングで次々炸裂する。 若い選手達が,メインのリングでもの凄い死闘を繰りひろげる。
最後は清水選手のトラース・キックのアシストから,佐藤選手がドラゴンSHで広瀬選手から勝利を奪いました。 まさに死闘だった。
試合後,四選手はリングに倒れこみ,なかなか起き上がれない。 選手達の体力はとっくに尽きていた。
緊張感にも増して,濃厚なグランド戦からのハイスパートな攻防...そんな試合をしてたら体力も無くなる。 勝利の為なら,勝ちたいから後先考えずに突っ走る。 まさに夢追い人達の戦うプロレス...これぞドリーマーズイズムだった。
そんな中,メイン初登場の松本選手の活躍は,感動と熱闘を生んだ。


最強コンビ,清水&佐藤組


松本&広瀬組






松本選手の左腕がターゲット


腕へのエルボー・ドロップは強烈!


張り手合戦


必死のタッチ


ダブル・アーム・スープレックスをこらえる


裏膝十固め


フロント・ネックロック


裏膝十字固めから...


足首固め...足を使い,相手の足を伸ばして極めているのが凄い!




連携技炸裂!!




グランド卍固め...


絞り...固める...


絞り...


固める


北斗原爆固め


ダイビング・エルボードロップ


必死の攻防が続く


ソバットvsニー・リフト


我慢比べ


ガッチリ固める


スリーパー...


必死で絞め上げる


失神寸前...


アンクル・ホールドで救出


トラース・キックにも倒れない


絞り上げる


遂にはトラース・キックをキャッチしアンクル・ホールド


まさに渾身


長距離のセントーン・アトミコが炸裂


ニー・リフトをキャッチして,キャプチュード


北斗原爆固め


フィニッシュは,トラース・キックのアシストからのドラゴンSH


全力疾走の末...






勝者もボロボロ


悔しそうな敗者


健闘を称え合い握手

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