WRESTLING DREAMERS/2008.10.11/東京・新木場1st RING⑥

◎第6試合 DREAM GP 2008・1回戦 20分1本勝負
 △清水裕介(20分00秒 時間切れ引き分け)平原和幸△
【延長戦】 5分1本勝負
 ○清水裕介(2分01秒 片エビ固め)平原和幸●

 *セントーン・アトミコ
★トーナメントという勝負論と,メインイベントという興行論。 その二つと若手だけの大会という事実と現実...みんなの想い。 色々なものを背負い両者はメインイベントを戦った。
前年度準優勝の悔しさと,メインでもまれてきた清水選手のプライド。 それらを魅せ付けるように自信に満ちた闘いを魅せた清水選手。
一方の平原選手は地味ながらも的確で説得力のある理詰めのプロレスで攻め込んだ。 ここ数戦の安定感を考えると,自分のプロレスを確立してきたってとこでしょうか。
そんな両者の戦いは熱を帯び,客の声援を引き出し一身一体の攻防へ。 まさに一身一体の攻防は20分では決まらなかった。
勝負重視のドリームGPの一回戦で唯一10分を越えたこの試合... まさに両者の実力が拮抗していたのだろう。
死力を尽くし勝利を目指し戦った両者に待っていたのは5分間の延長戦。 この5分で決まらなければ,はやて代表と手島レフェリーによる判定となるのだが, 彼らの頭の中に“判定”などという曖昧な決着は無かっただろう。 まさに死闘...両者は最後の5分間に全てをかけるべく再び走り出す。
再開後先手を握ったのは平原選手だったが,その勢いも長くは続かず清水選手が猛攻を仕掛ける。 最後の最後で二人の間に差が出来た。 本戦とは違い,清水選手が圧倒的な強さを魅せ,最後は垂直落下爆撃のセントーン・アトミコ2連発で勝利しました。
試合後は,両者が立てないほどの集中された熱戦だった。 しかし,最後は差が出た...清水選手の経験値は伊達じゃないって事だろう。
試合後の平原選手の悔しそうな表情と,声にならない声...延長戦まで行き負けて悔しさ。 なんだか素適だな...両者が魅せた気持ちにとても胸が熱くなる一戦でした。


ハンマーロック


腕を固める


ネックロック


ストレッチ技


変形コブラツイスト


キャメルクラッチ


マフラー・ホールド


場外へ...


瀬戸際の攻防


サソリ固め


場外戦






紙一重の読み合い


セントーン・アトミコ


ハヤティーナ


奥の手でも決まらない


時間切れに...


延長戦開始


渾身のスリーパー




セントーン・アトミコ


フィニッシュは,延長戦二発目のセントーン・アトミコ


死闘終了


勝ち誇る清水選手


悔しがる平原選手


健闘を称え合う


素晴らしい感動をありがとう!!

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