WRESTLING DREAMERS/2007.09.08/東京・新木場1st RING⑤

◎第5試合 ノータッチルール 時間無制限1本勝負
 はやて&清水裕介&佐藤智也
vs
中里哲弥&広瀬 隆&平原和幸
 ●清水裕介(18分20秒 体固め)中里哲弥○

 *ジャックハマー
★遂にこの日がやって来た...。
メインの純血6人タッグマッチ。 今まではルード軍側にキャリアのある選手が入っていた。 その選手が司令塔となっていた。 が,今回はルード軍にキャリアのある選手はいない。 という事は...三選手の実力がそこまで来ているという事なのか? ある意味冒険であり,ある意味自信の現れだったのかもしれない。
この試合...ドリーマーズの歴史において重要な一戦となるはずと思い並々ならぬ気持ちで 観戦に望んだ。 選手が一人づつ入場すると期待感が高まっていく。
ルード軍は全員がロングタイツで雰囲気もイイ!! 一方のテクニコ軍も清水選手のタイツも変わり,華やかさが増していた。 全選手が握手をかわし運命のゴングが鳴った。
試合は序盤から体格で勝るルード軍。 その恐るべしパワーは驚異的だった。
平原選手は相変わらずいぶし銀的な動きを魅せる。 決して派手ではないが難易度のある技を軽々こなしたり(後飛びの串刺しドロップキック) ,地味ながらも的確な動きが素晴らしかった。
広瀬選手は水を得た魚のように生き生きと相手を痛めつける。 その際の表情が実に素晴らしかった。 また見た目からは想像出来ない身軽さも凄かった。
そしてそんな二選手をまとめあげリードした中里選手。 彼の成長がこのメインを組ませたのではなかろうか?と思える素晴らしい リーダーシップっぷり。 さらに自身の動きも躍動感に溢れ素晴らしかったです。 本当に恐るべしルード軍。
そんな攻撃を一身に受けた清水選手。 見た目からは想像も出来ない受けの強さと根性でルード軍の猛攻を耐えた。 何度も何度も終わりを感じさせる場面が多かったのに...その気持ちに心がうたれました。
そんな清水選手をサポートし,体の大きさを生かし戦った佐藤選手。 躍動感と気迫が素晴らしかったです。
そんな若手をまとめ司令塔として動かしたはやて選手の凄さ。 いくらみんな成長したといっても,輪の中にはやて選手があっての事。 若い選手達に負けない気持ちを魅せる。 さらにここぞという場面でここぞという技を出す...若い二選手に 想いを託しノータッチ・トペ・コンヒーローで宙を舞う。
最後は粘りに粘ったが,途中足元がおぼつかないほど攻められた清水選手の 息の根を相手の大将格中里選手が止める。 フィニッシュは滞空時間の長い完璧なジャックハマー。 全ての思いを断ち切り,夢の掛け橋をかけるのに十分すぎる最後だった。
正直ここまで凄い試合になるとは...いやドリーマーズだから好試合は予感していた。 しかし好試合ではなく凄い試合だったのだ。 キャリアを考えたらとんでもなく精度の高い試合だった。 そんな試合を魅せた選手達...夢見させてもらいました。 本当に「ありがとう」としか言葉が出ないような試合でした。
フィニッシュ直後勝った中里選手は嬉しさを体全体で爆発させ喜んだ... 本当に勝ちたかったんだろうなあ。 それで勝てて...嬉しさが伝わり胸が熱くなった。
やはりプロレスは「勝ちたい」気持ちがあるから面白いし熱くなれるんだな。


ルード軍


はやて選手


無数の紙テープが舞った


握手で始まる














連携攻撃


連続リバース・スプラッシュ






連続テキサスブロンコバスター






そのタイツ...そのストレッチ技...先輩からの...


カヴァージョ






対角線トペ・スイシーダ




マフラーホールド






ネックロック


ネックハンギングボム


ウラカン・ラナ


ケブラドーラ・トドアルト




三者連続串刺し弾


ダイビング・ボディプレス


再び三者連続串刺し弾


勝ち誇るルード軍だが...





想いを託しノータッチ・トペ・コンヒーロー




フィニッシュは,完全無欠のジャックハマー


喜ぶ中里選手





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