WRESTLING DREAMERS/2007.02.03/東京・新木場1st RING⑤

◎第5試合 ノータッチルール 時間無制限1本勝負
 はやて&佐藤悠己&清水裕介
vs
Gamma[FREE]&中里哲弥&平原和幸
 ○はやて(17分01秒 ウラカン・ラナ)中里哲弥●

★素晴らしい試合でした。スピード感も展開も速くて... しかし,段々体調がかんばしくなくなってきた僕は目が付いていけなかった(涙)。
なので最高の試合を最大限に楽しめなかった...これは非常に悔しい。 そして,最高の試合をした選手達に申し訳ない気分でいっぱいでした。 そんな体調でも素晴らしいと感じたのは各選手の気持ちと頑張りが伝わってきたから。
平原選手は前回のデビュー戦で負けたもののメインに大抜擢。 その期待に応えるように堅実なレスリングと気持ちを魅せてくれました。
中里選手は本当に凄かった。 体中から漲る生命力とパワー...そして圧倒的な強さ。 一発一発の技が強烈なのはもちろん, それに気持ちがガッツリのっかってるから観てて本当にスゲエと思わせられる。 キャリアを考えたら凄い事だ。 このキャリアでプロレスラーの凄みを魅せれる選手はそうはいない。 今後キャリアを積んだら凄い事になりそうですね。
Gamma選手は上手かった。若いドリーマー達を指揮し的確に攻め込んでいく。 さらに自身も憎憎しいまでのルードテクニック...蹴り殺すぞコラ!!ですね。
清水選手は久々の試合って事もあり終始捕まる場面が目立ちました。 ガンガン攻められ叩き潰され...それでもたち上がる。 コスチュームと体つきのせいもあるが,どうしてもアノ男を思い出してしまう。 みちプロ出身でSUPER CREWでレスラーを引退したアノ男...井上治元選手。 かぶせて観ちゃいけないんだろうけど,どうしても観ちゃいました。 やはり僕達みちプロファンにとって"井上治"はとてつもない思い入れのある選手だったから。 だから清水選手が素晴らしいミサイルキックを繰り出しても,"井上治"の影がちらついた。 そんな事情には関係なく,清水選手は頑張っていましたが。
佐藤選手はドリーマーの中でも数少ないプロの色気をかもし出している選手。 キャリアや経験もちょっとだけ多いってのもあるけど,やはり凄い素質の持ち主だなあと思いました。 小さな体から繰り出される動きには色気と躍動感がありました。 特に驚いたのが顔面蹴り。自分より大きい相手を蹴り倒す... 下半身の粘りがそれを可能にしているのでしょうね。
そして団体の長となったはやて選手。 若い選手を率いる責任感。団体を運営する責任感。 今までに無いような重い物を肩に乗せ新しいとこへの出発。 ただそれはきっと重いけれども,想いが詰まったものなはず。 だからはやて選手は機体に油をさし新しい戦いの場へと行く...さあ行くんだその顔をあげて! そんなはやて選手は若きドリーマー達にお手本を示すかのようなしっかりとした動きを魅せる。 一個一個の技に気持ちを込め,一個一個の技を大切に。 だから終盤押され気味になった自軍を,自分自身の手で勝利へと導いた。 フィニッシュはウラカン・ラナ。
自身も超特急ラナ等もっと高度な技を使いこなすのに"ただのウラカン・ラナ"がフィニッシュだった。 しかし,この"ただのウラカン・ラナ"が凄かった。 昨今は受けの旨味を勘違いし,「ホウキとだって試合が出来る」って言葉を履き違えて捕える選手も多い。 だからウラカン・ラナと言っても,きちんとホールド出来ていなかったりフランケンシュタイナーと区別が つかないものが多い。 ラナは丸め込み・フランケンは脳天から相手を突き刺す技。 今回のはやて選手のウラカン・ラナは"きちんとしたウラカン・ラナ"だった。 反り返り・丸め込み具合...そして足の使い方が凄かった。 だから抜群の説得力生んだ..."ただの"が"きちんとした"だったから。
試合もきちんとしてた。 ただきちんとしたから凄い試合だったわけではない。 そこに「勝ちたい気持ち」が感じられたから。 プロレスは勝ち負けは関係ないとかあるが,結局は戦いである以上勝ち負けがある。 その勝ち負けを客に意識させ戦いを前面に押し出した...これがドリーマーズのプロレスなのか? まだまだ旗揚げしたばかりでわからないが, 少なくともメインにおいて指し示されたものは"勝ち負け"だった気がする。 気が付けば第1試合から"勝ち負け"を意識して魅せられていたかもしれない。
プロレスってのは本当に底知れない魅力をもってる...体調が悪かったが,色々感じさせてもらった。 そして感動した...ありがとう!!


平原和幸選手


清水裕介選手


中里哲弥選手


Gamma選手


佐藤悠己選手





はやて選手


ロックアップで始まる





夢の顔合わせ


フェイントポーズ





捕まる清水選手


顔面シゴキ


憎憎しい


合体ストレッチから...


ドロップキックの連携


竹刀でぶったたく


竹刀で首絞める


ネックハンギングツリー





串刺しボディアタック


フラッシュバック








ホイップ式プランチャ


はやて選手の対角線トペ・スイシーダ





バックドロップ


意地のぶつかり合い





ミサイルキック炸裂


払い腰!一本!


ネックロック





ブリッツェン...は決まらず


ミサイルキック


横入り式エビ固め


Gammaスペシャル


ブリッツェン炸裂


雪崩式フランケンシュタイナー


チョークスラムを狙う


竹刀誤爆


幻炸裂





フィニッシュはウラカン・ラナ











一騎討ちをアピール


勝者チーム

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