WMF/2008.06.28/東京・新木場１ｓｔＲＩＮＧ⑤

WMF/2008.06.28/東京・新木場１ｓｔＲＩＮＧ⑤

◎第5試合　45分1本勝負
　ソルジャー＆ガルーダ[FREE]vsマンモス佐々木[アパッチプロレス軍]＆神　威
　○ソルジャー(19分18秒　エビ固め)神　威●
　*雪崩式ＢＵＵ
★スゲエカードのメインより個人的に思い入れが深く注目してたのがセミだった。
再び組むソルジャー＆ガルーダ組。さらにマンモス選手が帰ってくる!!
そしてハヤブサ～ガルーダ～神威と流れ受け継がれる鳥達の初対決に俄然注目!! ＷＭＦ(ＦＭＷ)をつかさどる象徴の神の鳥達が初めて交わり合う...。
色々あったが離脱等が無ければＷＭＦではこんなカードが普通に観られてただろうってカード...なんとも感慨深かった。もちろん内容でも各選手が過去と現在を織り交ぜ,さらに意地と意地をぶつけ激突した。
ソルジャー選手とマンモス選手は激しいチョップ合戦や肉体のぶつかり合いを魅せた。流石にマンモス選手のパワーは桁外れだったが,意地で引かないソルジャー選手も見事だった。
さらに注目の神威選手とガルーダ選手の激突も熱かった。ガルーダ選手の落ち着いた攻撃,そして世界一のニールキック。各種ニールキックを使うガルーダ選手だが,その美しさ・衝撃・重心はまさに世界一だと思う。
一方の神威選手だって負けてはいない。サイズ負けしてる分,気持ちをいつも以上に出しぶつかる。そんな意地がガルーダ選手のケブラダを阻止し,自らトップロープからのケブラダを魅せた。その意地が技のインパクトと相まって感動すら覚えた。
他の2通りの絡みもそれぞれ素晴らしく,まさに「ＷＭＦ」と言うような試合となった。
最後はソルジャー選手が強烈な雪崩式ＢＵＵで神威選手を下した。現役同士の決着にＷＭＦを守って来た者の生き様とプライドを感じた。
試合後はマンモス選手がマイクを持ち後輩達に声をかける。再びＷＭＦに上がれた事に感謝し,各選手の成長を喜び「ありがとう」と温かい言葉を残していった。
最高にたまらない空間だった...しかし,その後マイクを持ったソルジャー選手から予想外の言葉が...。「8月でＷＭＦ解散」...まさに寝耳に水だった。呆然とする観客...セミの余韻を完全に消し去る衝撃の発表だった。