WMF/2008.06.28/東京・新木場1st RING③

◎第3試合 30分1本勝負
 下田大作[FREE]&不動力也[FREE]vs石川修司[ユニオンプロレス]&矢野啓太[格闘探偵団バトラーツ]
 ○下田大作(15分21秒 体固め)矢野啓太●

 *バックドロップ
★第3試合は当りの激しい熱い試合だった(決してバチバチではないっすよ)。
バトラーツ,バチバチで活躍する石川&矢野組は入場で魅せる。 まずは矢野選手が矢野山脈ポーズでマアッ!! 続いて石川選手も石川山脈...いや,まさに人間山脈!アンドレ級の衝撃!!
試合でも石川選手のジャイアントパワーと,矢野選手の緻密なチェーンレスリングが冴え渡る。 一人体格で劣る矢野選手は捕まる場面も多かったが,緻密なレスリングや戦術が素晴らしかった... しかし,残念ながら客席から嘲笑が...FUCK!! そんな矢野選手が意地剥き出しで向かった時は嘲笑する客席を黙らせ会場をエキサイトさせた。
そんな矢野選手をボコボコに叩き潰した下田兄弟の強さは凄かった。 当りの強い打撃の大作選手と,猪突猛進なパワーの不動選手...さらに打たれ強いから勢いに乗ると手に負えない。
終盤は勢いにのった下田兄弟が猛ラッシュ。 最後は粘る矢野選手を下田選手が強烈なバックドロップで葬った。
さて,この試合では非常に危険な場面が...。
場外戦の時,スローされた石川選手が客席に突っ込んで来た。 その先には幼い子供が...「危ない!!」背筋が凍りつく思いがしました。
自由席だから子供もリングサイドで観れるし,親とも少し離れていたようですが一歩間違えれば大惨事でした。 普通の選手でも危ないのに石川選手ですからね。 まったく親は何をしてるんだ?と思いました。
そして親もそうですが,子供達もプロレスやレスラーを舐めていたのかな?と思いました。 今回は奇跡的に何も無かったですが,何かあったらその親子だけの問題じゃなくプロレス界全体の 問題ですから...会場に子供を連れて来るならしっかり監視し十分な安全を確保して欲しいです。
こうなった原因はその親子がほとんどですが,舐められてるプロレスやレスラーにも問題があると思います。 WMFだけではなく最近のプロレス界全体に言えるのが“客がどけない”行為。 つまりレスラーの凄さが伝わっておらず,客が舐めてるんですよ...「どうせ避けるだろ」「どうせ本気で投げてこないだろ」 とかね。
それにレスラーと客の距離が近いから余計に舐められるんです。 レスラーの方々だって生きていかなきゃいけないし,一人でも多くの客に試合を観てもらいたいから 御客様を大事にします...客商売だから当たり前だけど。 しかしアル一線...越えちゃならない一線を越えるとレスラーが友達感覚になっちまうでしょ? 友達感覚で呼んだり,レスラー相手にタメ語を使う人も増えるんです。 俺は凄い嫌なんです。
プロレスラーは強くてスゲエ人達...だからもっと高いところにいて欲しい。 客商売としての礼節さえ守れれば,もっともっと上にいて欲しいんです。 俺はちっぽけな素人だから観戦記なんかでしか言えないけど,そんなの当たり前なんです。
「ネットでしか書けないくせに」と言われてもしょうがないです。 だってそんなのプロレスラーの強さや凄さを知っていれば当然でしょ? 逆に軽々しく直接客から何か言われるって方が違う気がします。
とにかくこういった舐めた客や舐められるプロレスがプロレス衰退って言われてる大きな原因だと思うんだけどなあ...。 そういった団体は試合やマッチメークにも客の影響が出るし,「え~!!」って声が多いのは気のせいじゃないはず。
今回はたまたまWMFで起こったけど,どこの団体でも起こりえる事なんだよね。 だから俺みたいなちっぽけな腐れファンでもレスラーの凄さや怖さ,プロレスの凄さを少しでも伝えなきゃと思う。


矢野山脈


人間山脈


ビッグ・ブレーク


ビッグ威圧


リストロック


アバラッシュプレス




場外戦...危なかった!!




兄弟連携


チンロック


ドリルアホールド・パイルドライバー


32文ロケット砲


ジャイアント大外刈り


低空ミサイルキック


ゆりかもめ


ラーション




フィニッシュは,バックドロップ


大の字

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