SUPER CREW/2005.10.22/東京・新木場1stRING④



◎第4試合 30分1本勝負
○池田誠志(11分29秒 体固め)深澤宏太●
*ダイビング・エルボードロップ
★第4試合は事実上のメイン。あくまでも正式なメインは,僕的にはボーナストラックってことで。キャリア・体格と差がある試合でした。
深澤選手は唯一上半身をTシャツで覆い登場。下もパンタロンに家紋と異色でしたが,目立っていたので良いのではないでしょうか。一方池田選手も久々の試合という事もあり凛々しい表情!!かなりカッコイイかも。まずはロックアップから開始。キャリアの差を感じさせない組み手でしたが,肉弾戦となるとまずは体格差の洗礼。ショルダータックルでぶっ飛ばされる深澤選手。いきなり序盤から悲鳴にも似た声援が飛ぶ。しかし,"一発で倒せないなら何発も"という気持ちビンビンでショルダータックルの連打をぶちかます深澤選手。ぐらついた池田選手に,怒涛のキック連打。このキックの斬れが凄かった,まさに剃刀。それでも倒れないならばと,勢いを付けまくったショルダータックルで池田選手を遂に吹っ飛ばす!!しかし,池田選手も続いてはキャリアの洗礼じゃとばかりに細かなエグイテクニックで深澤選手のスタミナを奪って行く。そして,四の字固め等で足を攻めていく。キック封じになす術無しか?しかし,なんとか足攻め地獄から脱出する深澤選手。ハイキックや踵落としで反撃。続けてロープに走ったが,これは池田選手が超ハイアングルなショルダースルーで投げ飛ばす。かなりの高さがあったが見事なバンプで受けきった深澤選手...すげえ流石バンプの天才達の生徒!!逆にトップロープからの攻撃を狙う池田選手をデットリードライブでホイップ。この時池田選手は,生徒達に手本を示すようなバンプ。この試合から前半戦あまり出ていないハイバンプが登場しました。試合が進むに連れ高い位置からのバンプが登場...凄い凄い凄いよ(涙)!!マッチメークも本当すげえよ。
その後カウンターの脇固めで池田選手を追い込む深澤選手。しかし,強烈なエルボーで反撃する池田選手。序盤からのダメージと,池田選手のテクニックにより深澤選手のスタミナは完全に無くなる。それでも続くエルボー合戦。深澤選手はフラフラしながら,倒れない...そして何発かに一発は,力の入ったエルボーを返していく。しかし最後は強烈なエルボーでぶっ飛ばされボディースラムで叩きつけられ,池田選手のアメリカンクラシカル臭漂う体重の乗ったダイビング・エルボードロップが炸裂。最後の力など,とうに無かった深澤選手は3カウントを奪われました。力の差を見せつつ,受けきり勝利しプロレスの厳しさを魅せた池田選手。体力を超えた場所にある根性を魅せ,キャリアからは考えられない粘りを見せた深澤選手。両者の熱い試合にまたしても胸を打たれました。諦めない気持ちって大事だなあ...ありがとう!


"深澤宏太"選手
178cm/90kg・福島県福島市出身・1980年6月24日生まれ。


池田選手入場


試合開始


ロックアップ


鋭い打撃を繰り出す深澤選手


足四の字固め


デッドリードライブ


カウンターの脇固め


気持ちのぶつかり合い


フィニッシュ...ダイビング・エルボードロップ

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