SUPER CREW/2005.10.22/東京・新木場1stRING③



◎第3試合 30分1本勝負
○ヤス・ウラノ[K-DOJO](13分36秒 ヘッドロック)勝見尚宏●
★第3試合では体格差+格の差もある試合に突入。緊張した面持ちで入場して来た勝見選手。一方ウラノ選手は僕の予想(緑パンツ)を裏切り"バジリスク"モードで入場。入場から不気味な笑顔で会場と相手を飲み込んで行きました。ウラノ選手の入場で固い表情がさらに固くなる勝見選手。ちょっと飲まれたか?そんな中試合が開始されました。
固い表情の勝見選手とロックアップ..しないウラノ選手。余裕の表情で,力で押し込まれないようにしました。戸惑いがあったのか勝見選手。ここから完全にウラノ選手が試合を掌握。まあキャリアを考えればしょうがないけど,それ以上にウラノ選手の上手さが序盤から出てましたね。要所要所で張り手や,三角跳びアームホイップを繰り出す勝見選手でしたが,ウラノ選手から余裕の表情は奪えず。すると容赦ない攻撃が勝見選手を追い込んでいきました。えぐいサッカーボールキックの連打から正面へのランニング・ローキック。強烈な(実際強烈な技に見えました)ボディースラムでフニッシュを狙うも,なんとかキックアウトする勝見選手。耐えに耐えた時,反撃のチャンスが訪れる。アームロックを切り返しストンピングの連打。太い太ももから繰り出されるストンピングは説得力十分。逆に怒ったウラノ選手のグランド・ニーでKO寸前。しかし,若い力は死なず。死力を振り絞り低空ドロップキックでウラノ選手をかがみこませると,変形のマヒストラルで丸め込む。しかし,3カウントまでは遠かった。最後は粘りに粘った勝見選手でしたが,ウラノ選手の正調ヘッドロックの前に無念のギブアップとなりました。しかし素晴らしいフニッシュでした。顔を絞めたりしないで,ちゃんと相手の頭とこめかみを極めてました。勝見選手の上頭部が真っ赤に染まっていました...ヘッドロック好きには,たまらない感じでした。試合はウラノ選手の強さと上手さが光りましたが,勝見選手の粘りと頑張りには感動しました。キャリアの差や,相手がルードとなればきっと怖かったでしょうに。それでも前へ前へと向かって行った若者の姿に,声を無くし感動するだけでした。


四方に礼...全選手キチンと礼してました。




ウラノ選手入場


"勝見尚宏"選手
170cm/68kg・千葉県市原市出身・1982年7月17日生まれ。
得意技:ラ・マヒストラル


緊張のボディーチェック


ロックアップ出来ない...


強烈すぎるフロントネックロック...体が浮く!


腰投げ


プロの洗礼が続く

スリーパーホールド

グランド・ニー

ハイアングル・ボディースラム


エルボー合戦


逆片エビ固め


コーナーでの攻防


ヘッドロック


変形マヒストラル


余裕のウラノ選手...

フィニッシュはヘッドロック!!


勝利のアピール


ねぎらいの握手...と,思いきやボディースラムが待っていました


プロの厳しさを感じまくった勝見選手

BACK