みちのくプロレス/2011.12.11/東京・後楽園ホール④

◎第4試合 30分1本勝負
 拳 王&Ken45°&剣 舞vsフジタ“Jr”ハヤト&日向寺 塁&野橋太郎
 ○拳 王(14分34秒 飛龍原爆固め)野橋太郎●

★セミは色々な因縁や関係が複雑に入り組んだ6人タッグマッチ。 来年のタイトルマッチ戦線や九龍の今後にも関係する重要な一戦だ。
前王者日向寺選手,それを敗り新王者となった拳王選手。 その拳王選手のベルトを狙うライバルであり九龍のエースのハヤト選手。 そのハヤト選手を正規軍vs九龍全面対決で敗った剣舞選手。 その結果により,ハヤト選手がベルト挑戦と言うのはオカシイと言う野橋選手。 かなり複雑だが,試合では複雑な感情と気迫がぶつかり合う熱戦が展開されていった。
メイン級のメンバーが揃った6人タッグマッチ,やはり中心は拳王選手とハヤト選手。
だが,ハヤト選手への声援が凄まじく,どちらが正規軍でどちらがエースかわからない程だった。 入場時には引退した澤宗紀さんの「やりすぎぐらいがちょうどいい」タオルを持ち込み継承者をアピール。
大声援に応え,躍動するハヤト選手は素晴らしかった...だが,ルード軍団って事を考えると,どっか物足りなくなってしまった気がする。
対する拳王選手は激しい打撃で応戦。 両者の激しい打撃戦は超満員の後楽園ホールを興奮の坩堝に巻き込んだ。
きっと“バチバチファイト”なんて言われちゃうのだろうが,個人的には“バチバチファイト”では無い。 残念ながら引退した澤さんとて,バチバチファイトの本質までは辿り着いていなかっただろう。
ハヤト選手や澤さんの世代の“所謂バチバチ”は,見ていて気持ちよいが,やはり先人達とは違いライトな感覚が,彼らの世代があと一歩越えられない とこなのだと勝手に分析している。 乾きやコンプレックス...そういったドロドロした感情があるから,激しい攻防の裏にドロドロとした感情が見え隠れするからバチバチ ファイトはスゲエんで,やっぱライトな所謂バチバチは所謂バチバチなのだ...と“バチバチ”と表現される事への嫌悪感が出てしまった(苦笑)。
バチバチって言葉を当てはめなきゃ,激しくて凄い攻防なんだよ。 試合に関係の無い個人の感情を書いてしまったが,ご勘弁を願いたい。
なんだか偉そうに書いてしまったが,セミも素晴らしい試合だった。 正規軍と九龍の攻防に外れ無しである。
最後はハヤト選手の一斗缶誤爆を受けた野橋選手を,拳王選手がドラゴンSHでしとめた。
試合後は拳王選手がハヤト選手をマイクで挑発した...来年も両者の動きには目が離せないな。


九龍








正規軍


剣舞選手


拳王選手




試合開始








激しい打撃戦


胸板にローキック




STF


良い表情だ!!




Ken&剣のステレオ式トペ・コンヒーロー




ミサイルキック




ミドルキック




逆エビ固め


強烈な蹴りでカット


一斗缶誤爆


フィニッシュは,ドラゴンSH






マイクで挑発



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