みちのくプロレス/2010.10.23/東京・新木場1st RING⑤
◎第5試合 Enter The Dragon~俺達ドラゴン探検隊~ 時間無制限1本勝負
フジタ“Jr”ハヤト&佐藤 秀&佐藤 恵vs南野たけし&大間まぐ狼&野橋真実
○フジタ“Jr”ハヤト(21分53秒 片エビ固め)野橋真実●
*ヘルム
★メインは九龍興行ならではの九龍同門対決。
入場から気合満々の両チーム。
特に佐藤兄弟と組むハヤト選手は,一緒に水を噴く等,いつもと違った感じも嬉しいね。
この試合は両軍の戦いであり,セミの正規軍対決との間接的な対決でもある。
両軍とも相手チームに勝ち,セミにも勝たなくてはならない。
そんな緊張感と,九龍興行ならではのお祭りムードが会場を包み込む。
しかし,そんなお祭りムードはゴングが鳴るや一変する。
先発で登場したハヤト選手とまぐ狼選手が街の不良同士が肩がぶつかってしまったかのような視殺戦...
いや,ガンのタレ合いを魅せる。
セコンドの佐藤兄弟からは「絶対に目,そらすなよ!」と激が飛ぶ。
的を得てるし,気が利いてるし,やはり佐藤兄弟は一味違うよね。
このガンのたれ合いが九龍プロレスを体現するような喧嘩マッチの火種となる。
ガンのたれ合いから組み合った両者はロックアップ...から喧嘩四つになり殴り合い。
そのまま場外に雪崩れ込み,街の喧嘩のように技も糞も無く取っ組み合う。
プロレスでは無く完全に街の喧嘩だ...なんか若い頃を思い出し熱くなるね!!
プロレスの実績ではハヤト選手が断然上だが,喧嘩ではまぐ狼選手の方が一枚も二枚もうわてだった。
常に取っ組み合いでは上になり,その座った目がハヤト選手を飲み込む。
場外戦がひと段落してもお互い意識しまくりで,すぐに一食触発の喧嘩の様相に。
もはや試合とは別次元で行われてる感じだ。
だが,この若者同士の喧嘩が他の選手の気持ちにも飛び火し,九龍対決は高度なプロレスの
技術と,喧嘩並の殺伐とした気持ちが交わり最高にエキサイティングな喧嘩プロレスを構築していく。
佐藤兄弟の極悪連携と,発し続けられる口撃...ずっと喋りながら戦って,試合後に一番息が切れてないってのは佐藤兄弟の凄いところ。
あんなカルトなキャラだけど,きっと超マジメに練習してるんだろうね。
ハードコアな攻防も多いのに怪我とか見せないし凄いなあ。
ハヤト選手はまぐ狼選手に若干押され気味だったが,やはり九龍のエース的存在だけあって強さは抜群。
その蹴りの破壊力ったら凄まじかった。
野橋選手は九龍の喧嘩プロレスで,その躍動感がいつも以上に加速。
もはやブレーキの壊れた軽トラックだ!!
ルードになっても良い選手だなあ。
まぐ狼選手と南野選手は前タッグ王者だけあって,抜群の連携と貫いてきた当りの強いプロレスを魅せる。
両者の当りの強いプロレスが喧嘩プロレスの中で完全に活かされてる気がした。
とにかく九龍の灰汁の強い個性と,当りの強いプロレスが絶妙の空間を作り出した。
激しすぎる喧嘩プロレスに観客も大興奮!!
最後はハヤト選手がランニング・ローキックから,続け様にヘルムを炸裂させ九龍対決を制した。
やられて野橋選手は大の字に倒れしばらく起き上がれないほどのダメージだった。
いやあ,凄いよ九龍の喧嘩プロレス!!


南野&まぐ狼&野橋組

大迷惑佐藤兄弟入場

ハヤト選手



ハヤト&佐藤兄弟組は揃って水噴射

ガンのたれあい


街の不良か?

止まらぬ視殺戦

組み合うや殴り合い

場外で街の喧嘩

佐藤兄弟もハードコアに大暴れ

南野選手






街の喧嘩再燃



ミドルキック


張り手合戦

組打ちパンチ合戦


ノド輪ジャーマンは未遂

俺ごとスプラッシュ

ミドルキック

ハイアングル・シットダウン・パワーボム

ダイビング・ヘッドバット

一斗缶へのフェイスクラッシャー

三方向同時発射ドロップキック

ランニング・ローキック炸裂

フィニッシュは,ヘルム


壮絶な喧嘩プロレス
BACK