みちのくプロレス/2009.06.19/東京・後楽園ホール⑤

◎第5試合 東北ジュニヘビー級選手権試合 無制限1本勝負
 ○王者)フジタ“Jr”ハヤト(28分21秒 体固め)ザ・グレート・サスケ●
 *ヘルム
※第11代王者が二度目の防衛に成功!!
★メインは世代闘争であり,東北ジュニアヘビー級を巡るタイトルマッチ。
義経選手との歴史に残る一戦を制しベルトを手に入れたハヤト選手。 誰もが認める王者となったが,一部からはまだまだ認められないという声も上がった。
それはやはり,みちプロの象徴とでも言うべきサスケ選手を倒し,その存在を超えていないから。
サスケ選手の存在感を越えるというのは並大抵の事ではないし,わずか数年で越えられるラベルではない。 だからこそ絶対に勝利し,少しでもサスケ選手のラベルの近づかなければハヤト選手は真のエースにはなれない。
対するサスケ選手も違う想いを背負っての戦いだっただろう。 いくら本人は試合だけに集中しても廻りはどうしても哀しい事柄とくっつけて観てしまう。
俺もそうだった。
本心ではハヤト選手に勝って欲しいが,この日ばかりはサスケ選手に勝って貰いたかった。
そう想っていたのか?単に世代闘争だからか?サスケ選手のセコンドには豪華すぎる“みちのくクラシック”の面々が付いた。
世代闘争・亡き者への想い・それぞれの世代を愛するファンの思い...沢山の想いの詰まったタイトルマッチは壮絶な試合となった。 詳しくは雑誌や専門チャンネル等で観てください...絶対に何か感じる試合だったから。
サスケ選手はトホホなファイトを極力封印し,ボロボロの体を使い飛びまくる...まさに決死の玉砕精神。 さらにハヤト選手の強烈な攻めにも折れない心は凄かったです。
そんな我武者羅に戦うサスケ選手を相手に,冷静に試合を構築していったハヤト選手も相当凄かった。 付き合うところは付き合い,スカすとこはスカす。
プロレスは“受け”だけの競技ではない,時にはスカし,時には攻め一辺倒になる...色々な要素があってのプロレス。 だからこそハヤト選手はハヤト選手の王者のプロレスをした。
それはそれは強いものだった。 サスケ選手の必死の戦いにも折れずに圧倒したハヤト選手も相当凄かった。
最後は走り込んでのヘルムでハヤト選手が勝利し,タイトルを防衛した。 その威力は角度的にバッチリ見えたが,まさに“モロ”って感じだった。
モロに喰らわなかったら,まだまだ試合は続いていたように思う。 それだけに最後のヘルムは凄まじかった。
試合後コーナーに上ったハヤト選手は客席に手を合わせ謝る素振りを見せた。 こんなに凄い試合をしといて,まだまだ満足しないとは...その貪欲さにこれからのハヤト選手の防衛ロードが益々楽しみになった。


タイトルマッチを彩るようで彩ってない変な女ども(苦笑)


気合満点の“挑戦者”サスケ選手


威風堂々“王者”ハヤト選手


タイトルマッチ宣言


サスケ選手の超豪華セコンド陣


記念撮影




サスケ選手の奇襲をスカシ蹴りまくる


サスケ・スペシャルver.2.8


がぶる


複合関節技


グランドレスリング


サスケ選手のアキレス腱固め


ヒール・ホールド


どよまんスープレックス(EX山形県限定)


ケブラダは未遂




コーナー上での攻防




超荒技!奈落式サスケ・スペシャルⅩ


エプロンで倒れるサスケ選手


サイド・スープレックス




K.I.D.


K.I.D.を強引に投げ捨てる


セントーン・アトミコはかわされる


場外戦


サスケ・スペシャルver.2.75は自爆






超高速低空ブレンバスター


ラム・ジャムでは3カウントを奪えず


サンダー・ファイアー・パワーボム


コーナーからの攻撃は阻止


瀬戸際での顔面へのランニング・ローキック


ハヤト選手のクイックターン・スワンダイブ式プランチャ


ハイキック


フィニッシュは,走り込んでのヘルム


九龍メンバーがハヤト選手のもとへ




ハヤト選手が防衛に成功

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