みちのくプロレス/2006.12.17/東京・後楽園ホール⑥



◎第6試合 30分1本勝負
 ▲新崎人生(11分32秒 無効試合)GAINA[大阪]▲
 *ゼウスの乱入
★人生選手の目の前に立ったのは,かつての湯浅和也やケッパレY...GAINAでは無かった。 大阪に渡り数々の実績を作り,東北ジュニアを強奪した。 悪徳テッドの力やセコンド乱入等あるものの,当のGAINA選手からは自信に満ちたオーラが漂う。 試合が始まってもGAINA選手は強くて悪かった。
佐渡レフェリーを蹴散らし,強引にレフェリーを悪徳テッドに交代させる。 この時目の前に転がってきた佐渡レフェリーの後頭部を守ろうと手を出したが ...佐渡レフェリーは顎を引いて受身をきちんと取っていた。 改めてレフェリーの凄さを見た気がする。
さて悪徳テッドの小技もあり序盤から試合を有利に進めるGAINA選手。 もはや今のGAINA選手からは独特の帝王学すら感じる。 悪徳テッドやセコンドの用い方...やり方はどうあれ"負けない" ・"結果を残す"のはGAINA選手の勝利の方程式。 かつてのNWA王者達は何年にも渡りベルトを守り地位を確立してきた。 しかし,決してスマートな試合を続けていたわけではない。 そう考えるとGAINA選手は今の時代にはまだマッチしていないが,相当凄い選手になtったのでは? と思えてしまいます。 時代と重なった時...真のGAINA王朝が出来上がるのかもしれない。
しかし,かつての弟子と悪徳テッドにいいようにやられている人生選手ではない。 なかなか見れない人生選手の本気が見れたのもGAINA選手の成長のおかげだ。 本気の人生選手は凄かった。 悪徳テッド超えの拝みショルダーを敢行..悪徳テッドが丸い目をさらに大きく見開きキョドル。 さらに強烈な極楽固め...さらに膝を突き刺す極楽固め。 これに悶絶しタップする?GAINA選手。 その光景に現実逃避する悪徳テッド...会場から怒りの声が飛ぶ。
そこに大きな肉の塊が...ムキムキ戦士ゼウス選手だった。 人生選手を蹴り倒し,フライパンを曲げ(これはちょっとカワイイかもね)力をアピール。 さらにGAINA選手と二人がかりで人生選手を攻め込む。 GAINA選手がラストライドを決め,悪徳テッドがカウントを数える...万事休す。
が,ここで蘇生した佐渡レフェリーが試合を止めた。 これに怒ったGAINA選手らが人生選手に襲い掛かる。 しかし,怒り狂う人生選手はGAINA選手らを蹴散らす。 リング下からGAINA選手が吠える...そして ,リング上で悪徳テッドが人生選手のチョークスラムで宙を待った。 試合は不透明ながらもなんとなくスッキリした試合だった。 怒りの人生選手と,強くなったGAINA選手...なんか色々あるけどプロレスは凄いなあ。 来年からの抗争からも目が離せません。


人生選手


誰がレフェリーを?





見下ろす


逆エビ固め


悪徳超えの拝みショルダー


毒霧噴射


極楽固め


さらに膝を突き刺す


ゼウス選手乱入


二人がかりで攻める





人生選手万事休す


制裁チョークスラム

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