みちのくプロレス/2005.2.27/東京・後楽園ホール⑤



第4試合 『M-12』東北Jrヘビー級王座挑戦者決定時間差バトルロイヤル 時間無制限
【入場順】
①GAINA ②ガルーダ[WMF] ③佐藤 秀 ④景 虎 ⑤遮那王
⑥南野たけし ⑦石森太二 ⑧気仙沼二郎 ⑨ラッセ ⑩大間まぐ狼
⑪スーパー・ドルフィン[大阪] ⑫佐藤 恵
○気仙沼二郎(32分15秒 オーバー・ザ・トップロープ)遮那王●
※気仙沼二郎が『M-12』優勝!!
【退場順】
大間まぐ狼,ラッセ,景 虎,石森太二,ガルーダ[WMF]
スーパー・ドルフィン[大阪],GAINA,佐藤 秀,佐藤 恵
南野たけし,遮那王

★試合前にはパンチさん&119による親切なルール説明もあり御客さんもルールを認識できました。さて今年の『M-12』は"GAINAvsガルーダ"という"関東シリーズ"でバチバチした対決から始まりました。試合は激しく楽しい試合となりました。
試合の流れは追えないので各選手の感想を退場順に...
大間まぐ狼選手...リングインするや全員に袋叩きに去れるも,立上るや"ヒップアタック"連発で全選手をダウンさせる。ここで調子に乗りコーナーでアピ(ール)...と思いきや転落。最初の退場者&場内大爆笑という大仕事をやってのけました。本人はいたく悔しがって退場していきましたが...アル意味この試合の影のMVP的活躍?でした。この悔しさをバネにどんどんもがいてあがいて素晴らしい選手に成長して欲しいです。
ラッセ選手...素晴らしい動きでしたが、いまいち活躍できませんでした。が,動きは本当素晴らしいんですよ。
景 虎選手...最後まで残って欲しかったなあ。けど試合ではパワーを爆発させ先輩レスラーをもぶっ飛ばしていました。この試合ではスッゲエバンプも見られました...スッゲエバンプはカッコ良かったなあ。...またもや"一騎当千"はお預けとなっちゃいました。
石森太二選手..."スーパースター"はこの試合あまり目立ちませんでしたが,登場時は凄い動きを連発してました。落ちると思いきや"ミッキーブーメラン"ってのは凄かったです。
ガルーダ選手...若い選手に負けじと飛びました..."ケブラダ"は最高でした。GAINA選手との激しい攻防はみちプロ名物になるように高めて行って欲しいなあ。
スーパー・ドルフィン選手...あまり出場時間は無かったけど,流石というべき動きを連発。"フライングラリアット"は素晴らしかったです。GAINA選手と"ステレオ式トぺ・スイシーダ"を決めたり,GAINA選手と協力?してシャイニング・ウィザードを叩き込みガルーダ選手を退場させたとこなんか素晴らしかったです。
GAINA選手...一番優勝して欲しかったし,優勝しなきゃいけなかった選手でしょう。退場した時にはスゲエテンション下がりました。今回の結果でまたエースへの道が遠のいた感はありますが試合内容は素晴らしかったです。最初に登場してからほとんどリング上で戦ってました。他の選手は結構場外でエスケープしてたんですが,GAINA選手はほとんどリング内で戦ってました。若い選手を受けとめ,ライバル達と激しくぶつかる...とてもタフで凄い試合をしました。実力なら間違いなくトップだったと思います。今回はルールに負けた感じでしょうか...しかし,GAINA選手はいかなる理由があるにせよ勝たなきゃ意味がないと思います。結局まだまだ弱かったという事になります。GAINA選手の敗北で一人の女性ファンは悔しくて涙を流しました。覚めきったプロレスファンの中なんて熱い涙でしょう。そんな素晴らしいファンがいるのだからGAINA選手はもっともっと強くならなきゃいけない。ルールや状況にも負けない"強いエース"になってもらわなきゃいけない。他の選手が休んだり遊んだりしていても一生懸命練習をしてるGAINA選手...もっと上に絶対行けます!!プロレスの神様がそろそろ微笑んでくれる事を願い時期シリーズからの動向に注目です!!
佐藤 秀選手&佐藤 恵選手...以外に双子を利用しないのにビックリ。このルールでは双子を利用すればかなり有利なにのに...そんなとこに彼らの向上心を見た気がしました。個々がもっと上を目指す。そんな佐藤兄弟の予想を裏切る闘いっぷりが素晴らしかったです。
南野たけし選手...場外の華井選手&福田選手と沼二郎選手を好サポート。そんな中でもvs遮那王,vs石森といったテーマのある闘いでは素晴らしいものを見せてくれました。
遮那王選手...凄かった。とにかく凄かった。飛び技はどれも驚愕。"変形ケブラダ"や"鞍馬八流"もほぼパーフェクトヒット...どこがどうなって廻ってんだか良くわかりません。最後まで残ったクレバーさも素晴らしかったと思います。
試合は『M-12』でのルールを十分堪能できスリリングでゲーム性に富んだものになりました。OTRルールは心臓に悪い位ドキドキさせられました。各選手が見せ場を作り試合は大熱戦....。最後は場外でダウンする沼二郎選手。リング上では南野選手と遮那王選手という3名が残りました。南野選手と遮那王選手が激しく火花を散らす。遮那王選手が落ちそうなのをこらえ南野選手の背後から飛び付く。だが肩車で場外に落そうとする南野選手。しかしロープ際で遮那王選手が"ミステリオ・ラナ"で逆に南野選手を落としに掛かる。が,これを南野選手がこらえると遮那王選手がエプロンでピンチ。そこに走り込む南野選手...その瞬間遮那王選手が南野選手をかわすと,南野選手がリング外に出て失格。ここで南野選手がやった...落ちながら遮那王選手を投げっぱなし場外パワーボムで投げ付ける。その瞬間遮那王選手も失格。場外でダウンしてた沼二郎選手がタナボタで優勝となりました。試合後はTAKA戦の勝利を誓い,海の魂を熱唱。最後は客席を握手して廻りました。
気仙沼二郎選手...結果は優勝。タナボタながら優勝してったのは凄い。あまり試合に加入してないけど優勝。でも結果は結果。『M-12』のルールを一番利用してたのは素晴らしい事です。優勝したからには絶対TAKA選手からベルトを奪って欲しい。長年陽の目を見ずとも地道に頑張って来た沼二郎選手。そろそろ陽の目をみる番が来たのかもしれない。デビュー戦の相手はTAKA選手...奇しくも俺がみちプロで始めて見た試合もTAKAvs米川戦(デビュー戦ではない1993.8.11山形・高畠町営体育館)。なんだか感慨深い試合になりそうだな。
さて『M-12』は予想以上に面白かったです。去年の方がメンバー的には豪華だったけど,なんか今回の方が面白かったです。ルールも同じだが選手の強さのレベルがまだわからないってのもあったしなあ。まだ色付いてない選手達の色鮮やかな試合は春の訪れを感じさせる青々しく清々しいながらも激しく燃え滾る試合でした。
興行名の"未来"...未来を荷う選手達の未来を感じさせる試合...今まで明るい未来が一番見えてこなかった沼二郎選手に明るい光が差し込んた。


ルール説明


GAINA選手


膝蹴り




景 虎選手


















大間選手袋叩き




ライバル対決












南野選手のサザン(スワン)トーンボム


試合終了


優勝は沼二郎選手


おめでとう



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