大日本プロレス/2004.4.9/東京・北沢タウンホール④



第4試合 リベンジ 30分1本勝負
●関本大介(16分10秒 拷問式極楽固め)新崎人生[みちのく]○
★凄い緊張感のある試合だった。序盤はあまりのリング上の緊張感に会場は水をうったような静けさ。まるでBATのシーン現象のよう。まずはロックアップ。どちらも凄いパワーで組み合う。そこからはベーシックな展開。スタンディングからグランドと流れるような展開に目が釘付けとなる。サーフボードストレッチでの力比べは筋肉の躍動感が素晴らしい攻防だった。最後は人生選手がカンガルーキックで脱出。お互いなかなか主導権を握らせない。グランドで主導権を握ろうとする人生選手のキーロックを持ち上げた関本選手には驚かされた。そこからのアルゼンチンも完璧に決まり人生選手が苦悶の表情をうかべる。こんな追い込まれる人生選手は珍しい。その後も一進一退の攻防が続く。すると会場も何時の間にか熱狂の渦に!!人生選手はリバース・スプラッシュをフットスタンプに変え本気モード全開。ダイビング・ショルダーも当てに行く感じ。一方関本選手も負けて無かった。ショルダーアタック合戦からのラリアット合戦では関本選手が勝利。終盤は関本選手の猛ラッシュが続く。垂直落下ブレンバスター,フロッグ・スプラッシュで人生選手を追い込む。満を持してのジャーマンは綺麗な弧を描くもカウント3は奪えず。ならばとうつ伏せの人生選手にノーモーションのジャーマンを狙う。しかし,ふんばる人生選手。ロープに逃げたりしても関本選手のクラッチは外せず。ならばとてこを使いクラッチを切り輪廻を繰出す。当たりが浅かった為延髄を叩き込む。そして1度は阻止された念仏パワーボムを敢行。なんとかカウント2.9で返す関本選手。しかし人生選手の極楽固めがリング中央でガッチリと決まった。ギブアップしない関本選手に背中に膝を突き刺しての拷問式の極楽固めを繰出した人生選手。さしもの関本選手も無念のタップアウトとなった。関本選手があわやを演出と言うよりも,実力が肉迫した凄い試合でした。次やったらどっちが勝つかわかんないなあ。本気の人生選手はカッコ良かったなあ。あっ!!拝み渡り出してね~!!


関本選手


人生選手


キーロックを持ち上げる


アルゼンチン・バックブリーカー


拷問式極楽固め


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