格闘探偵団バトラーツ/2011.11.05/東京・新宿FACE⑤

◎第5試合 30分1本勝負
 臼田勝美[FREE]&山本裕次郎[チーム太田章]vs田中 稔[FREE]&日高郁人[ZERO1]
 ●山本裕次郎(18分23秒 ミノルスペシャル)田中 稔○

★第5試合は蘇る“バトラーツ・ジュニア”に,現行バトラーツの“寝技王”山本選手が加わった, 過去と未来が交差する最初で最後のリアル・バトラーツ・ジュニアタッグマッチ。
他所のリングでバトラーツ・ジュニアってうたっても,やはりバトマットで無ければ,それはバトラーツ ・ジュニアでは無く,所詮客寄せパンダ的なもの。
まあ客寄せパンダを多様する団体も多いからね...(苦笑)。
バトラーツ・ジュニアと言えば,やはり稔選手と臼田選手の絡み。 そこにバトラーツ・ジュニアを飛び出し,日本を代表するジュニア戦士となった日高選手が絡むと, 流石に素晴らしい攻防が生まれた。
個人的にはキラー臼田選手の方が好きだが,ジュニア戦士の臼田選手もまた,いつもと違った面白さと緊張感が あって新鮮だ。
けど,やっぱ俺は闘いがどしっとある,泥臭い試合が好きだなあ。 今ではバトラーツ・ジュニア的な試合は結構どこでも観れるしね。
そういった面もあり,やはり己のスタイルを貫く“緑のパンツの頑固者”山本選手がひじょうに目立って見えた。 レガースを外し,寝技モードで出場した山本選手は,どんな状況からでも寝技に引き込みネチネチ攻める。
だが,復活バトラーツ・ジュニアの派手さの中では目立たない...けど,逆に目立ってた気もする。 グランドでは稔選手との絡みこそ少なかったが,日高選手に対しては圧倒的に有利なポジションを 常にキープし攻め込んでいた。 流石ごまかしのきかないBルール・トーナメント覇者だけあるね。
最後は稔選手の蹴りで崩してからの,ミノルスペシャルの前に山本選手が無念の涙を飲んだ。 負けはしたが山本選手の存在感や強さが際立ったひじょうに実り有る一戦だった。
北千住の風,そして情念の遺伝子の未来...一番感じさせてくれた次代の戦士は, バト所属の竹嶋選手でも,バトOBの矢野選手でも無く,山本選手だった。 バトラーツのリングは無くなるけど,山本選手には己のスタイルと情念の遺伝子を後世に伝えて欲しい。


田中稔選手がバト時代の入場曲で登場


カッコイイ!!


臼田選手は,バトラーツ・ジャージ着用


アントニオ小猪木さんが,田中&日高組に記念品贈呈




臼田vs日高戦でマッチアップ


アキレス腱固めの攻防




山本選手がエスケープを奪う


アンクル・ホールドvs変形クロス・ヒール・ホールド


ビクトル式腕取り膝十字固め




苦し紛れの下からの膝蹴りで脱出


裏膝十字固め


腕固め


稔選手のキックでダウン




前方回転裏膝十字固め&“リアル”ショーン・キャプチャー


臼田選手が必死にエスケープ


フロント・ネックロック


変形ダブル・リスト・ロック


ハイキック炸裂


フィニッシュは,ミノルスペシャル




最後は礼で健闘を称え合う


復活&最後のバトラーツ・ジュニア


日高選手

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