格闘探偵団バトラーツ/2011.11.05/東京・新宿FACE④

◎第4試合 20分1本勝負
 竜司ウォルター&アレクサンダー大塚[AO/DC]vsスーパー・タイガー[リアルジャパン]&三州ツバ吉[バンプマン]
 ○アレクサンダー大塚(9分14秒 KO)三州ツバ吉●

 *フルネルソン・スープレックス
★第4試合は北千住で死闘を繰り広げてきた現行バトラーツのタッグマッチ。
「あの頃が良かった」なんて糞食らえ,最後だからって思い出に浸るではなく現行バトラーツを, 今日まで生き続けていたバトラーツを魅せつける最高のマッチメーク。
過去と現在を比べられる試合...一番重要であり,一番ハードルの高い試合だったろう。 そして,千住の風が遠い新宿に吹き込んで来たのだ。
北千住で猛威を振るったタイガー選手の強烈な蹴り技。 まさに虎が噛み付くような狂気の一撃。
そんなタイガー選手と竜虎相搏つ死闘を繰り広げ,その熱を自主興行まで飛び火させた竜司選手。
更にタイガー選手とも竜司選手とも壮絶な極上試合を繰り広げたアレク選手。
全員がシングルで当ってる闘いの三角関係...そこに加わったのは“努力する男”三州選手。 結果こそ出なかったものの,その直向なファイトで北千住の客の心掴んだ三州選手。 今大会でも熱烈な声援を沢山浴びて奮闘した。
だが,周りにいるのが歴戦の猛者達...流石に厳しい闘いを強いられる。 そんな姿に嘲笑する輩もいたが,三州選手の今までの闘いや,周りの選手の凄さを知れば決して嘲笑等出きないだろう。
嘲笑する輩を可哀想だなあと思い,改めて点ではなく線で観る事の素晴らしさや面白さを確認した。 あの三州選手が,猛者達の中に入り試合をしてるんだぜ...いやあ凄いよね,最高だよね!!
対して他の猛者達三選手は,やはりタイガー選手を中心に熱く激しい闘いを繰り広げる。 タイガー選手の一撃必殺の蹴り,竜司選手のパワフルな打撃,アレク選手のねちっこい攻め。 やっぱバトラーツはアノ頃も今も面白えや!!
むしろ“思い出の試合”では無いのに,内容や会場熱で“思い出の試合”に負けなかったのは, 北千住で選手達を観てきた者としては嬉しくて誇りに思う所。
最後は無様な程に抗う姿がカッコ悪いのにカッコ良かった三州選手だったが, アレク選手の殺人ジャーマン~殺人フルネルソンを立て続けに食らっては立てるはずも無かった。
殺人フルネルソン・スープレックスで豪快にマットに叩き付けられた三州選手は, 勢いで転がり止まったコーナーにて,無様な格好で10カウントのKO負けを喫した。 けど,そんな姿がたまらない三州選手だった。
最高のメンバーによる現行バトラーツのタッグマッチは,短い時間ながら最高の内容だった。
風は吹いている...時計針は戻らない...




千住の風が新宿で吹き荒れる


竜司選手の打撃ラッシュで三州選手ダウン


強烈な右フック


竜虎相搏つ




一九さんの虎退治再び


スリーパー・ホールド


ローキック


渦潮スイング


逆エビ固め


場外戦






強烈なミドルキック


フィニッシュは,フルネルソン・スープレックス


竜司&アレク組が勝利


竜司TEAMだけど,バトラーツ所属だぜ!!

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