格闘探偵団バトラーツ/2011.11.05/東京・新宿FACE②

◎第2試合 ~Once upon a time Qeen's Bee~ 15分1本勝負
 ○華 名[TRIPLE TAILS.S](9分14秒 腕固め)雫 あき[お寺プロレス]●
★久しぶりにバトラーツに女王バチが戻って来た!!
以前は本興行の中で実験的に組まれたり,及川(元)選手がデビューしてからは本興行は勿論,“女王バチ”ブランドまで立ち上がった。 だが,諸々の事情によりバトマットから女王バチは消えていた。
そんな女王バチが最後の最後で蘇る。
女王バチと言えば及川(元)選手と華名選手...その華名選手が登場。 女子プロレスや興味の無い団体は観ないので,最近は生観戦で観た事は無いが,メディアへの露出等で,勝手ながら女子 プロレス界で一人勝ちしてる印象を持っている。
そんな華名選手と対戦するのは,お寺プロレスの雫選手。 雫選手は石川塾で観たが,相手が竹嶋選手と石川選手だったので,強いイメージは全く持てなかったが, その経歴を見るとアマレスの猛者のようだ。
このカードは某団体で組まれ注目され,メディアや観た人から大絶賛だったようだ。 そういった事からも,この試合への期待感は会場の雰囲気でも群を抜いているようだった。
試合は華名選手がどっしりかまえ,打撃やグランドの上手さを魅せる。 だが,まだまだ奥を見せないような感じだ。 それでいて雫選手をリードしていく。
対する雫選手は強引なスープレックス等,荒削りな力技が目立ち,注目のグランドテクニックはそれほど凄いイメージは持てなかった。 デカイし豪快な投げ技を持ってるし,素晴らしい能力を秘めた選手なのだろうが,相手が華名選手じゃなければ, バトラーツルールで女王バチの戦いを出来たのかは微妙なとこだろう。 まだまだ発展途上なのだろうし。
偉そうに書いて本当に申し訳ないが,そう思ったので勘弁して欲しい。
どうやってもね“女王バチ”や“バトラーツ”の試合って事を考えると「素晴らしい試合でした」なんて言えない...他の団体 なら良い試合でもバトや女王バチでは違うんじゃないかと。
やはり女王バチには女のドロドロとした感情や,女達の乾きがあってのものだったんじゃなかろうかと思うわけで。 実際に俺は,そういった所が面白かったし...。
この試合では,それが全く感じられず,華名選手も以前のような渇きを感じる事も無かった...色々と潤ってるだろうからね。
渇きや焦りが勝利への執念を増幅させ,その結果ドロドロと女の底意地の悪さが試合に現れ, 相手を倒す為に寝技でも表だろうと裏だろうと大いに使っていた。 残念ながら,この試合で“裏が面白い”と思う場面は無かった。
結果を残し,大活躍の華名選手だが,逆に女王バチ的には雫選手の実力もあるだろうが,変に大人になった感じで 個人的には期待外れだった。
けど,いつまでも乾きや昔と同じ事をやっててもしょうがない訳だし,これが進化した華名選手なのだろう。 結局,その進化に単に俺が付いていけてないだけなんだろうなあ。
最後は華名選手が腕固めで勝利し,久々に復活し,消えていく女王バチを締めくくった。
反論や意見も沢山あるだろうが,これは女子プロレスを観ない頭の固い捻くれた一ファンの幼稚な感想文なので,さらっと流して欲しい。 こんな批判めいた事書けるほど,女子プロレスも詳しくないし。
けど...女王バチやバトラーツに対して誇りや想いがあるから...。


女王バチ再び!


握手で始まる




腕ひしぎ十字固め




脇固め


STF


クロック・ヘッドシザース








脇固め


フェイスロック


卍固め


強引に投げ捨てる






ボディ・ソバット










フィニッシュは,腕固め

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