格闘探偵団バトラーツ/2011.01.23/東京・北千住THEATRE1010・ミニシアター①

◎第1試合 B-RULE TOURNAMENT 2011・1回戦 10分1本勝負
 ○山本裕次郎[チーム太田章](9分36秒 膝十字固め)焙煎TAGAI[西口プロレス]●
★いよいよ今年の寝技王を決めるトーナメントが始まる訳だが,その前にルールの説明を。

【Bルール・トーナメント】 ※公式発表より
□試合時間は10分とする。(決勝戦は15分)
□打撃は禁止 組技,投げ技,関節技のみ有効とする。
□勝敗はギブアップ,レフリーストップ,ポイント差による判定により決する。
■ポイントについて
1.両選手“合わせて”5ポイントを持つ。
2.関節技等で自らが危険な場合,自らの意志によりロープに触れればブレイクが認められる。(ロープエスケープ)
 この場合、ロストポイントが1ポイントが消費される。
3.両選手合わせて5つのロストポイントを消費した場合,次からはロープエスケープは認められない。
 つまりロープに逃げてもブレイクは認められず,ギブアップをするしかなくなる。
4.制限時間内にギブアップ決着がつかなかった場合。
 A:ポイント差がある場合 相手から多くエスケープポイントを奪った方が勝ち。
 B:同ポイントの場合 “ファーストエスケープ”を奪った方が勝ち。
 C:ポイントが両者0の場合 (ハンデ僅差として)体重の軽い方が勝ち


観てる人には解るのだが,実際観ないと解り辛いでしょ? だから観に来てないと「Bルールってプロレスのルールあったんだぁ,観たかったなぁ...」ってなっちゃうよ(苦笑)。
総合格闘技のリングで行われるグラップリングマッチよりも,よりゲーム性が高く,戦略も大事になる面白いルールなんだ。 打撃が無いから面白く無いなんて思ってたら大間違いなのよ。
さて,Aブロックはバトでの同期的な山本選手,焙煎選手,三州選手の三選手が揃った。 実力をメキメキ発揮して断然出世頭の山本選手に,Bルールで飛躍した焙煎選手,地道にコツコツ闘いを重ねる三州選手。 三選手の出世争いが注目のAブロック...運命的というか何なのか。
そして第1試合は前回12月の北千住大会での名勝負がアレク選手のクジ運の良さ?で実現(アレク選手が焙煎選手のカードを引いた)。
更に今大会はポイント差が無い時間切れでは体重差判定があり,最も軽いのが山本選手で,最も重いのが焙煎選手という面白さ。 やっぱプロレスって凄いね♪
前回はシューズを履いた山本選手へ足関節で攻め込んでいった焙煎選手だったが,今回の山本選手は裸足。 白いスパッツに裸足というシンプルながらもBルールで勝つ為の準備をして来た山本選手。
対する焙煎選手もセコンドにもそれなりの人を準備してきたが,前回のようには追い込めず防戦が続いた。
前回は足関節が極めやすくなるアドバンテージというか,小さな穴をついていった焙煎選手だが,それが無くなると厳しくなる。 むしろ逆に足関節でエスケープを二度も奪われる。
こうなると焙煎選手の奇策というか,トリッキーな動きも出せず。 それでも1回戦屈指の好勝負を繰り広げた両者。
やはり焙煎選手のBルールは外れ無し!!BルールのBは焙煎のBだね。 こんな逸材も,今後活躍出来る場所が減るんだよなあ...。
しかし小さな穴も無くなった山本選手は強かった。 きっと前回大会以降も,物凄い練習を積んで来たのだろう。 最後も足関節の膝十字固めで山本選手が勝利した。
裸足同士で足関節を三度も極めた山本選手...やはり下馬評通り優勝に一番近い男か?


裸足ヴァージョンの山本選手


BルールのBは焙煎のB




足関節を狙う














フィニッシュは足首を極めながらの膝十字固め

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