格闘探偵団バトラーツ/2010.08.08/埼玉・イサミレッスル武闘館②

◎第2試合 20分1本勝負
 ○タイガー・シャーク[リアルジャパン](2分05秒 レフェリーストップ)NARITA[TEAM竜司]●
 *ハイキック
★第2試合でいきなり今大会最大のインパクトがやって来た。
竜司チームの若き柔術家NARITA選手と,リアルジャパンの実力者シャーク選手が激突。 シャーク選手の凄さと,NARITA選手の可能性のぶつかり合いに期待感が高まる。
NARITA選手が何発かローキックを放つと,シャーク選手の鋭いローキックが返って来る。 やはり打撃ではシャーク選手が何枚もうわてだ。
グランドに持ち込めばNARITA選手にも勝機がありそうだったが...。
試合は突然幕を降ろす。 ガードの体勢に入るか入らないかのNARITA選手の首筋に, 近距離から無駄なモーションの少ない綺麗でノビのある鋭いハイキックが炸裂する。
人形のようにストンと倒れたNARITA選手。 ダウンカウントが進む中,シャーク選手がNARITA選手の首を抱え立ち上がらせようとするが, NARITA選手の体は力が全く入っておらず人形のよう。 ここでやっとレフェリーが試合をストップさせ,シャーク選手が戦慄の完全KO勝利。
うおおおおおおっ!!
すんげえゾクゾクして興奮した。 会場の反応が薄いのも最高に良かった。
バトラーツにハマったのは,こういう“いつ決まるかわからないドキドキ感”があったから。
本物の技術を持った選手達が勝利を目指し戦うのだから,突然試合が終わる事があって当然。 そういったスゲエ選手達や攻防の中でも,何度も立ち上がったり出来る選手は化け物なのだ。
そう,プロレスはプロレスラーという化け物同士が戦う史上最強の格闘技だったんだ。 シャーク選手は化け物だった。
いやあプロレスラーはスゲエし,バトラーツはやっぱ最高だよ!! 心からそんな風に思える最高の試合だった。
この悔しい敗北がNARITA選手を更に強くするだろうし,シャーク選手もドンドン進化をしていくのだろう。 特にシャーク選手の進化は凄すぎる。
関連のある掣圏真陰流の10月旗揚げの新武道『掣圏』の影響もあるのかな。 シャーク選手は出ないだろうけど,同じ団体?だし練習等はしてるかもしれないしね。 相撲のように出たら負けの中,打撃も飛んでくる新武道。 下がれない状況で打撃を出す,近距離からのモーションの少ないハイキックに新武道への関心が 一気に増した。


NARITA選手




ハイキックでNARITA選手がダウン


TKO決着


心配そうなシャーク選手


悔しそうなNARITA選手

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