格闘探偵団バトラーツ/2009.07.05/東京・北千住THEATRE1010・ミニシアター⑤

◎第5試合 B-1クライマックス・Bブロック公式戦 20分1本勝負
 ●【0点】澤 宗紀(13分01秒 KO)スーパー・タイガー[リアルジャパン]【3点】○
 *スクリューキック
★凄い試合であり,メインのような雰囲気となったセミの余韻を引きずりメインイベント。
状況的にかなり厳しいが,それを乗り越えてこそメインイベンターであり, この試合をメインに持って行った期待に応えなくてはいけない...そこまで計算してのセミ&メインだったのだろうが。
かなり敷居の高くなったメインに望む事となったのは,澤選手とタイガー選手。 両選手とも実績も積み,メインをしめてもおかしくない選手となったが...。
正直最近は両選手とも一時の勢いが無くなって来た気がする。 あくまでも気がするだけだが,安定期って感じでしょうか。
バトラーツのリングでは一昨年を澤選手,去年をタイガー選手が駆け抜けた。 その勢いは実際今は無いと思う。
だからこそ勢いの無い中で,両者が何を魅せるか? さあ,益々試合の敷居が高くなった。 と,煽りはさておき肝心の試合だが。
序盤は両者牽制し合い,なかなか踏み込んだ攻防に発展しない。 最初っから全開ファイトが両選手の持ち味の一つだけに何か不思議な感じだ。
これが成長であり,メイン&トーナメントにおける戦い方なのだろう。 個人的に序盤は負けない戦い方をお互いがしてるように思えた...あくまでも素人考えですらね。
中盤から一進一退の攻防になるが,終盤に入るとタイガー選手の打撃が澤選手の動きを鈍らせていく。
それでもボロボロになりながら諦めず喰らい付き勝ちを目指す澤選手は魅力的だった。 やはり澤選手にはバトラーツのリング,バトラーツの戦いが一番しっくりくるし燃える。
しかし,澤選手が粘れば粘る程タイガー選手の蹴りが過激さを増して行く。
まるで昨年11月大会の石川選手のようにタイガー選手の牙に何度も倒されていく澤選手。 最後はこれまた昨年11月に師匠である石川選手がタイガー選手に敗れたスクリューキックで澤選手がKO負け。 終わってみればタイガー選手の強さが浮き彫りになった試合だった。
場外に落ちてKOされた石川選手とはスクリューキックを喰らった位置が違うものの, 澤選手もリング中央からロープ際までふっ飛ばすんだから恐るべきタイガー選手である。
つうか“鮫肌vsリアルジャパン”の第2ラウンドに負けたって事だけではなく, タイガー選手の蹴りにバト勢がまたも敗れた。 バトラーツで進化したタイガー選手だが,誰か止めないと...このリーグ戦“ストップ・ザ・スーパー・タイガー”もバトラーツ勢には 頑張ってもらいたい。
しっかしタイガー選手は強いなあ。 去年までの勢いは無くなった気がするけど,勢いが無くても強くて,持ってるポテンシャルを出すんだから ...なんか,勢い無くして本物の強さを魅せたってとこでしょうかね。
そして,この試合が何故にメインに来たのか? 俺みたいな素人にはわからないが,今後のリーグ戦に何らかの影響を起こしてくるのでは?と思いました。


ガウン姿でタイガー選手登場


パンタロンがカッコイイ!!


メインイベンター澤選手


試合開始


デスロック




シバキ愛


キックで相手を転がす


裏STF


足四の字固め






世界一攻撃的なシャイニング・ウィザードが炸裂!!


“E-LOVE”伊良部パンチ


タイガー選手にタイガー・スープレックスを狙う...未遂


裏膝十字固め


STF






豪快な逆廻し蹴り


フィニッシュは,旋律のスクリューキック


タイガー選手がKO勝ち

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