格闘探偵団バトラーツ/2009.07.05/東京・北千住THEATRE1010・ミニシアター④

◎第4試合 B-1クライマックス・Aブロック公式戦 20分1本勝負
 △【1点】石川雄規(時間切れ引き分け)竜司ウォルター【1点】△
★『B-1クライマックス』...いや,今バトラーツで一番観たいカードがいきなり初日で実現。
バトラーツ所属ながら,本戦よりも自主興行での試合が多くなっていた竜司選手。 それと時を同じくし,村上選手も怪我でセミリタイア状態に...そして,バトラーツから薄くなった“殺気”。
タイガー選手やアレク選手が垣間見せ,石川選手が時折見せる殺気。 けれども竜司選手や村上選手が放つ強烈な殺気...その殺気が戻ってこそバトラーツは更に輝き, 石川選手の試合はもっと面白くなる。
技術を通した魂と魂のぶつかり合いも凄いが,やはり殺気を放つ相手と戦う石川選手は一味違う。 そこに“怖い石川雄規”が現れればだが...。
いつものように客を煽り入場して来た竜司選手は,青コーナーに登り殺気を放つ。 石川選手が姿を現すや,コーナー上から石川選手を睨みつける竜司選手。 それに対して石川選手も睨み返す...試合前の両者の間にある緊張感が客席まで伝わる。
試合前からこんなんだから,試合中は息をするのも苦しい感じでした。
ゴングが鳴る前に石川選手が奇襲をかける...実績こそバトラーツのリングで残して無いものの,竜司選手の 強さや怖さを一番わかっているのは石川選手なのかもしれない。 それが現れた石川選手のまさかの奇襲劇だった。
試合は両者が殺気を放ちまくり,ネチネチグランドでやり合い。 立っても激しい打撃が飛び交う。
特に竜司選手の打撃は凄まじく,石川選手がグランドに引きずり込み打撃を避ける場面も見られた。 通常の興行だったら,もう少し打撃を受けていそうだが...調子が悪かったのか?それとも,やはりリーグ戦だからか? どちらにせよ竜司選手の打撃は一撃必殺の威力に見えた。
そして凄まじかったのは舌戦。 電波に乗せれない口汚い英語が両者の口から乱発されました。 英語で激しい言葉を投げつける両者に,フロリダのマレンコ道場はこんな感じだったのかな?なんて思いました。
試合は両者のスタミナが切れる位の激しい攻防が続き,終盤はグランド戦でドロドロになる。 どこまで行くか予想不可能な数珠繋ぎの攻防に酔いしれました。
最後は石川選手が渾身の力で腕ひしぎ逆十字固めを絞め上げ,それを竜司選手が必死に耐える... そして,時間切れ引き分けとなり,両者ともに勝ち点1という悔しい結果に。
けど,最後の最後まで勝利を目指し戦う姿は感動物でした。
やはり怖い石川選手と,リミットを外した竜司選手の試合に20分は短かった。
試合後礼をしハグを交わし笑ってる両者...さっきまで殺気を放ち凄まじい試合をしたからこその笑顔。 思いっきり殴って,思いっきり笑う...なんかいいよね。
セミなのにメインを観終えたような雰囲気となった。 石川選手がセミでセミの試合を行おうと,やはりメインイベンターが放つ雰囲気ってのはあるんだねぇ。


凄まじい殺気を放つ竜司選手


睨みあう両者


怖い石川選手が観れる予感♪


石川選手の奇襲で試合開始


エプロン際でもみ合う


場外戦へ...


瀬戸際でのアーム・ブリーカー


足先の動きが凄まじい!!


逆片エビ固めってより,アキレス腱固め


フェース・ロック




バック・スリーパー


胴絞めスリーパー・ホールド




胴絞めスリーパー・ホールド


肩固め




アンクル・ホールド






腕ひしぎ逆十字固め


脇固め


胴絞めC・W・フェースロック


これぞ延髄斬り!!


デスバレーボム


アキレス腱固め


脇固め








肩固め


腕ひしぎ逆十字固め


渾身の力で絞りあげるが...時間切れ引き分け


素晴らしい試合をありがとう!!

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