格闘探偵団バトラーツ/2009.01.10/東京・北千住THEATRE1010・ミニシアター⑥

◎第6試合 Bルール・トーナメント・準決勝 10分1本勝負
 ●スーパー・タイガー[RJPW](5分47秒 チョーク山脈)矢野啓太○
★準決勝二試合目はタイガーvs矢野戦。
1回戦の山本戦では苦戦を強いられたタイガー選手だが,矢野戦では,その牙を剥き出しにしていく。
1回戦を不戦勝で勝ち上がった矢野選手は,そのアドバンテージを使う事無く, 次々とタイガー選手からエスケープポイントを奪われていく。
気付けばタイガー選手が合計5回まで許されるエスケープポイントを,短時間で全て奪っていた。 Bルールはエスケープポイントが無くなった時点で,エスケープが許されない一発勝負となる。
完全に敗色濃厚な矢野選手だったが,最後の最後でとんでもない大仕事をやってのける。 おんぶスリーパーをかけ,そのままタイガー選手のバランスを崩すべく動き,足がもつれたタイガー選手 は矢野選手を背負ったままロープ際に。 すると矢野選手がスルスルと体をエプロンに出し,絞首刑的(プロレス流の)なスリーパーを極める。 ルールギリギリ?のロープを間接的に利用した“チョーク山脈”の前に, あのタイガー選手がタップアウト...スゲエ!!
まさに大逆転での大金星!! しかし,矢野選手は自身の頭を指差し「頭」をアピールした。 ん!んん!!...頭の中でその意味を考える...脳味噌がぐちゃぐちゃになりそう...すげえ楽しい♪ 矢野選手が残した「問い」を考える楽しさ...たまらんね。
あくまでも俺の想像だが,矢野選手は無理せずポイントを消費し,エスケープの無い状態で, とんとん拍子にポイントを奪い心に余裕が出来た?タイガー選手の隙を突き一気に仕留めようという 作戦を初めから練っていたのでは? その為の罠をいくつも仕掛けて。
マァ真実は本人しか知らないのだろうけど...こういった想像をするのもプロレスの楽しみ方の一つだよなあ。 色々な意味で矢野選手はスゲエな。


S・タイガー選手
















これが衝撃のフィニッシュ!!


チョーク山脈

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