格闘探偵団バトラーツ/2008.06.01/東京・北千住THEATRE1010・ミニシアター③

◎第3試合 ヤングジェネレーションバトル2008・1回戦 30分1本勝負
 ~バチバチルール~

 ○吉川祐太(11分30秒 KO)竹田誠志[STYLE-E]●
 *顔面への左ローキック
★第3試合はヤンジェネ公式戦。 正直一番カード的には格が落ちる...その分内容で格の差を覆す事を期待した。 経験の浅い両者にそれを期待するのは厳しいのかと思ったが, 予想以上の内容で格の差を覆し次に期待させる内容を見せた。
竹田選手は相変わらず分厚い肉体から躍動感溢れる動きを魅せる。 さらに勝利に拘るエグイ攻めや,羽折り系のストレッチ技での集中攻撃 が素晴らしかったです。 その安定感に勝利する姿を想像したが...。
一方の吉川選手は攻め込まれても攻め込まれても折れない気持ち。 さらに攻めでもエグく勝ちに拘る激しさを魅せる。 その表情はたまらなく魅力的だった。 吉川選手の大きな眼がさらに大きくなり勝利だけを見つめる。 表情で客を魅了してしまう凄い時の吉川選手は本当に強い。 高い集中力の時に訪れるモードなのか?
だから終盤の畳み込みは容赦無き打撃ラッシュ。 最後は左ローキックで顔面を蹴飛ばし完全KO勝利。 あの首の太い竹田選手がKOされるのだから相当の衝撃だったのだろう ...体のサイズを考えると凄い事だ。
前回に続き素晴らしい内容だった吉川vs竹田戦。 このマッチメークで一番凄いのは勝ちたい気持ちだったりする。 気持ち一つでカードの格の差を埋めた両者。 そして勝ち上がった吉川選手。 二回戦の相手はレジェンド中のレジェンド池田選手だが, もしかしたら勝てるんじゃねえか?と思っているのは俺だけじゃないはず。

第3試合終了後に休憩時間。 休憩時間と言えばインフォメーションコーナー。
まずは次週遂にデビューをする及川練習生がデビュー戦を迎えるにあたり語る。 今から緊張してるようで初々しい...そこで客席で観戦していた デビュー戦の相手吉田選手が呼び込まれる。 一気に飲み込まれる及川練習生...正直飲まれないで欲しかったが ,まあ無理もない。
そんな吉田選手も初のバトルールを前に緊張していると語った。 が,その表情からは絶対の自信を感じた。
一方の及川練習生からは...正直期待が持てなかったなあ。 デビューするにあたっての目標は「泣かない」って。 プロだから泣かないって言うけど,感情が動けば泣いてもいいとは思う。 けどソレを言葉にすると...泣きが売りになるし薄っぺらく感じちゃうな俺は。 “泣く=良い”みたいな今の風潮は俺は好きではないので特にね。
別に俺はBクラブ等近くで見てたりしないから厳しい感じで書いちゃってるけど ,そう思ったんだからしょうがない。 プロの目標が泣かない...正直がっかりだった。 せめて「勝ちます」とか相手に対する事を言って欲しかった。
泣かないってのは自分との戦い...プロレスラーが自分と戦ってどうすんだ?と。 ちと厳しいかな? けど,その分期待してるのですよ。
女UWF思想にもそうだし,初の女格闘探偵団員に。 石川選手を中心に凄い人達を目の前で観て体感してきたんだから。 その環境とやってきた道のりに誇りを持ち堂々と勝ちを意識して欲しい。
吉田選手だって初のルールだし,むしろその道では及川練習生の方が 有利だと考え是非デビュー戦では勝利を掴んで欲しい。 まああと一週間できっとプロレスラーに変身してくれるだろうが, この日の及川練習生はまだまだ練習生だった。
その後フーテンのホワイト森山選手がバチバチを真っ白な告知...ホワイトだけに。 そんな感じで長い休憩時間なのでインフォメーション後は外でお話しとかして過ごしました。




キャメルクラッチ式スリーパー






リバース・フルネルソン♪


羽折り固め




アキレス腱固め




監獄固め


監獄式チキン・ウィング・アームロック







逆片エビ固め




ダウン


完全KO決着


☆☆インフォメーションコーナー☆☆


吉田選手登場

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