格闘探偵団バトラーツ/2007.2.25/埼玉・桂スタジオ④

◎第4試合  30分1本勝負
 澤 宗紀&吉川祐太vs臼田勝美[BML]&フジタ“Jr”ハヤト[みちのく]
 ●吉川祐太(15分50秒 首極め脇固め)臼田勝美[BML]○

★セミファイナルでは若い選手達が熱い情熱をぶつけ合いました。
それに触発されたかベテランの臼田選手も意地剥き出しの熱いファイト。 厳しい攻めでベテランの強さと怖さを魅せ付け,植え付けるあたりは流石ですね。
みちプロのハヤト選手はバト初参戦で輝いた。 前々からハヤト選手のバト参戦を熱望していた僕としては願ったり叶ったり。 そして,この試合でハヤト選手の凄さを目の当たりに。 強いとは思っていましたが,これがハンパなく強い。 バチ穴ではそんなに出さなかった(意識してか?)キックの重さがハンパ無かったです。 グランドでも気持ちでも意地もバト軍に負けないほどでした。 どうやら僕らが思っているよりハヤト選手はもっともっと強いようですね。 改めてみちプロの宝だと思いました。 そして,澤選手相手に意地剥き出しの顔面ゴシゴシを仕掛けたり憎憎しいまでの強さでした。
そんなハヤト選手を引き出したのは澤選手ならではの事。 飯伏選手も原選手もみんな澤選手とやるとリミットを振り切り熱くなります。 この日のハヤト選手も例外ではなかった。さらに臼田選手までも。
澤選手の師匠である石川選手もそうだ。 池田選手も村上選手もやはり石川選手と戦う時は普段とは違いリミットを振り切った戦いをする。 これがバトラーツ...いや情念伝承ということなのか? 知らず知らずに澤選手の持っている「何か」と, 情念が触れ合う事で伝承され受け継がれていたのだろうか。 とにかく澤選手は相手を熱くさせ。さらには客も熱くさせる...いや魂を揺さぶられるのだ。
その原因は我武者羅さなのか? 持って生まれたものなのかわからないが, 本当に素晴らしい選手になったなあとしみじみ思いました ...だって初めて観た時の澤選手は,お笑いしながらプロレスもやってますみたいなふれ込みで, 桑田圭介のモノマネでチャラヘッチャラ歌ってましたからね。 本当なんか感慨深いですね。
そんな澤選手を傍らで観ていた青年がこの日は輝き始めた。 澤選手もハヤト選手も素晴らしかったけど,この試合は僕的に吉川選手が一番素晴らしかった。 感情を顔に,そして全身に現しながら立ち向う姿は素晴らしかった。 吉川選手の戦いっぷりにひきつけられた。 後輩がデビューし,他団体から期待のホープが現れ。 隣で一緒に戦う澤選手は世間的評価もうなぎ昇り。 これに何も感じない吉川選手ではなかった, そのコンプレックスやジレンマが良い意味で吉川選手を弾けさせた気がする。 そんな吉川選手の我武者羅さに僕は心を奪われた...ありがとう。
試合は場外で澤選手とハヤト選手がバチバチやっている間に, リング上では粘りに粘る吉川選手。 しかし百戦錬磨の臼田選手が最後は一瞬のスキを逃さず 首極めの変形脇固めで勝利しました。
試合後も激しくやりあう澤選手とハヤト選手...う~ん熱い!!是非一騎討ちも観たい!! けれども僕は吉川選手とハヤト選手の試合が観たいと思いました。
若い世代が着実に面白い試合をするようになってきた。 そのほとばしる熱気を...是非今年はヤングジェネレーションバトルを復活させてもらいたい。 バトラーツ・バチバチ・みちプロ...色々な団体で行えば可能なはず。 なんて思ったりしちゃうくらい面白くなってきました。


ハヤト選手バトラーツ初登場








バトラーツ軍も気合ムンムン





ゴングが鳴るや戦闘開始!





激しいぜ!


フロント・スリーパー














意地の張り合い








鬼の形相でスリーパー


脇固め


ハヤト選手の重い蹴りがダウンを奪う


出るか?K.I.D.


チキン・ウィング・アームロック





膝裏十字固めでエスケープ


瀬戸際ドラゴン・スクリュー








腕ひしぎ逆十字固め


足四の字固め





重い蹴り





吉川選手が凄いぞ!!





串刺しジャンピング・ニー


蹴り負けない


閂スープレックス


場外戦





腕固め


切り返し合いを制し...


フィニッシュは,首極め脇固め


試合後も熱い


ハヤト選手の魅力が爆発した

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