格闘探偵団バトラーツ/2005.12.18/埼玉・桂スタジオ⑤



◎第5試合 30分1本勝負
 石川雄規&チョコボール向井[IWA]vs村上和成[BML]&臼田勝美[free]
◎ハンディキャップマッチ
 石川雄規vs村上和成[BML]&臼田勝美[free]
◎14分頃~タッグマッチ
 石川雄規&竜司ウォルターズvs村上和成[BML]&臼田勝美[free]
 ●竜司ウォルターズ(15分57秒 胴絞めスリーパーホールド)村上和成[BML]○

★当初"石川&向井vs村上&臼田"戦だったメインでしたが,入場式での村上選手の想いもあり...向井選手は新日本と掛け持ちしたため試合に出れませんでした。石川選手も一緒に入場したものの,制して向井選手をリングに上げませんでした。バトと掛け持ちで一日二試合した選手は今までもいた。それでも村上選手は許せなかった。石川選手もバトのリングを守り抜いてきた。みんなバトのリングを大事に思っているようだ。そして,向井選手に期待してたから本気で怒ったのだろう。こんな異例な試合はまれにない。明らかに負ける喧嘩をしようとする石川選手。もうそんな覚悟の表情と「チョコ見とけ」みたいな雰囲気が凄く,ぐっときました。よって試合は"石川vs村上&臼田"のハンディキャップマッチ...まさに未知との遭遇。ラウド勢も色々言うならシングルでやればよかったんだろうけど,そこは平成のテロリスト容赦なしです。
試合は予想通り石川選手が終始攻め込まれました。要所要所でパンチを繰り出し反撃しますが長続きはせず。中盤村上選手を場外でぶっ飛ばし。リング内の臼田選手にバックドロップ,延髄斬り。そしてとどめの卍固めと攻め込みましたが...蘇生した村上選手のカットに合い勝機を逃しました。そこからは石川選手がサンドバックと化しました。反撃を試みるも明らかにダメージがデカイ。向井選手がエプロンに駆け上がり救出しようと試みるも,村上選手が"リングには絶対上げない"とばかりに一撃。向井選手も強烈な攻撃を喰らいリング下で動けなくなってしまったようです。戦場が場外に移るともはや殴られるだけの石川選手。情念がぼろ雑巾のようになっていく。リング上で勝ち誇るラウド勢。その時セコンドの竜司選手がリングに上がりラウド勢に襲い掛かる。強烈なラリアット等で,ラウド勢をぶっ飛ばす。そして村上選手を挑発。ここで石川選手もOKを出しタッグマッチに変更。
村上選手もマウスピースを取りブチキレモード。タッグマッチとなりながらも,リング上は竜司vs村上のシングルマッチ状態。竜司選手が村上選手の打撃を受けながらも顔を突き出し前へ出る。そして打撃で襲い掛かる。しかし,リーチ差はいかんともしがたく,村上選手の打撃に成す術し。最後は打撃で追い込まれ,グランドに引きずり込まれての胴絞めスリーパーにタップアウト。結局ダメージが大きく場外から戻れなかった石川選手でした。
なんともごたごたな試合でしたが,バトらしい感情のぶつかり合いが最高でした。村上選手の愛情。石川選手の誇り。向井選手の痛み...感情のスクランブル交差点で繰りひろげられた試合は,"バチバチしてて凄かった!最高だった!!爽快だった!!"という後味ではなく。"なんだったんだ?次はどうなる?なんかモヤモヤ残るな?"と言ったもう一つのバトの魅力で終わった。これもバトラーツ。まだまだ情念は死なず。


平成のテロリスト(怖)

ラウド軍


向井選手はリングに上げてもらえない

覚悟の情念

ハンディキャップマッチ

これは危険な戦いだ

何を想う向井選手


試合開始








二人がかりで攻撃


エプロンに上がった向井選手を村上選手が殴る




情念反撃...延髄斬り

卍固めはカット






場外でもボコボコ


誰か助けろよ!!






再び場外戦


その時竜司選手がリングに!!

殴る殴る

ボコリ合う...タッグマッチに変更です


しかし,村上選手は強かった


試合後も向井選手に腹が立っている村上選手


怖いです

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