格闘探偵団バトラーツ/2005.12.18/埼玉・桂スタジオ③



◎第3試合 30分1本勝負
 ○原 学(14分46秒 胴絞めスリーパーホールド)澤 宗紀●
★今大会の僕的ベストバウトは,この原vs澤戦。何かが凄かった。何かはよくわからないが凄かった。試合の内容も最高だった。同門対決ながら,同門対決に見えない雰囲気。バトで誕生した原選手と,外から入ってきた澤選手が未知との遭遇。お互いの気持ちのぶつかり合いは,まさに情念そのものだった。呪い・怒り...凄かった。
序盤は原選手が押す。上半身がたくましくなっている原選手。肉体的な自信もあるのか,顔からは余裕すら伺えました。そして,澤選手の蹴りと明らかに音が違う蹴りを放つ。一方澤選手も打撃を喰らいつつも前に出る。中盤に入ると澤選手が今まで見たことないような動きを魅せる。入り方が複雑なサブミッション。特に凄かったのは,膝裏十字固め+踵蹴り。なんか凄い気持ちを込めてる姿は素晴らしかった。そして,原選手が徐々に弱弱しい表情を見せる。
終盤に入ると一進一退の攻防。いや澤選手が押してたかな。序盤鋭かった原選手の蹴りも徐々に勢いを失う。明らかに原選手スタミナ切れ。そこへ来ての鼻血で原選手の動きが鈍る。そこへ澤選手が怒涛の攻めで追い込む。激しい打撃戦を制しダウンを奪い。シャイニング・ウィザードは魅せ技ではなく,完全な殺人技で炸裂。続けて足四の字固めは,信じられないスピードで入る。ランジェリーも無駄では無かった。毎回毎回の四の字により入り方が染み付いていた。あんなに早い四の字ならバトルールでも有効に使えますね。説得力もありました。しかし,原選手も負けれない。気力を振り絞り打撃を放ち。強烈なジャーマンを繰り出す。会場の声援はやや澤選手を押す。やはりみんなサプライズを期待してるんだろうな。しかし,最後は原選手が一気に勝負を決めた。ジャーマンで投げるや,すかさずスリーパーで捕らえ勝利。しかし,試合後はどっちが勝者かわからない状態だった。
鼻から出血し,息が切れてる原選手。一方澤選手はダメージは見れるも,スタミナは幾分残っていそう。やはりプロレスのキャリアは大事ですね。原選手は強いが実践のキャリアが少ない。なのでスタミナ配分が難しい。かたや澤選手は別キャラとはいえ実戦の経験地は数倍上です。そこで学んだ事が今回は大きな武器になりましてね。スタミナ配分...これだけは実戦でしか身につかないようですね。間違いなく僕的今日のMVPだ。 彼は強かった。経験は宝だ。勝敗を抜きにして良い試合でした。ここまで良い試合になるとは正直予想出来ませんでした。う~んバトの未来は明るい!!


澤選手入場










澤選手がダウンを奪う


顔面踏み付け逆片エビ固め


腕ひしぎ逆十字固め


逆エビ固め


ヘッドロック


腕ひしぎ逆十字固め


膝裏十字固め+アンクル+踵蹴り

追い込む澤選手








ジャーマンを喰らうもアームロックで返す


裏アキレス腱固め


足四の字固め

膝を攻める


腕ひしぎ逆十字固め


両者死力を尽くす


原選手ダウン


フィニッシュは胴絞めスリーパーホールド


勝者


敗者

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